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私的、今年の漢字は「忙」。

2022年、ふりかえると、とにかく忙しかった。
そりゃ私は忙しがりだし、「いつでも忙しいんでしょ」と周りに見られがちなのだけど、そんな私ですら「今年は忙しかった……」とため息が出るほどだった。

その理由もよくわかる。本業が順調にのびてきた、組織として新しいチャレンジを始めた、関わる人が増えた、その分ミーティングも増えた……。それでもコミュニケーションが十分だったのかわからない。

1日2講座なんて日も何度もあった。数えてみたら本業と個人合わせて、1年間で95回も講座や講演をしていた。でも「本番」の前には事前打ち合わせやレジュメの準備もあり、アフターフォローもあり、本番にまつわるあれこれが3倍くらいの時間を要する。それに編集実務やら管理業務やら会議がプラスオンなので時間が破綻するのも道理だ。

さらに、次女の学童の役員として運営に関わり、なんせ本質的に制度や仕組みに向き合ったものだから、議論や実務の時間が増えた。そのうえ、土日は次女ととことんレジャー、アウトドア。年に40回次女と遠出している。次女も不安定でよく叫んで暴れていた。「全て私のせい」という気になり家庭でも居場所がなかった。休日は仕事からも家庭からも逃げるように、次女と一緒に外に出ていたんだと思う。

とにかく常に仕事が終わらない、回っていない感で、疲れがとれなかった。
途中から「これではいかん」と、頭ではわかっていたんだけど、止まることができなくて、軌道修正できぬまま年末まで来てしまった感じだ。
この忙しさを「充実」ととらえられずに「負担」「疲れる」「支配されている」と感じていたのは、まさに「忙殺」という言葉にふさわしい。心が亡くなる、殺される、というくらいに追い詰められていたんだと思う。

周りは多分、わかってるんだよね。
結局止められなかったのは自分自身。
走っては転んで止まって立ち上がって、の繰り返し。
年末に、実家の家族に頼み込んで、一人の時間をもらった。温泉で心身を癒し、手帳をみて振り返って、「ああ」と納得。また立て直さなければ。

暦って、ありがたい。
年末年始でリセットできる。それがダメならば4月の新年度。夏休み明け、と、何度でもやり直せるチャンスがある。

年末に『反応しない練習』という本を読み終え、ここに今私がやるべきことがシンプルに書かれていた。
反応しないためには、
(1)自分の心の状態を言葉で確認する。
(2)カラダの感覚を意識する。
(3)頭の中を分類する

自分のモノゴトに集中するためには、
(1)目を閉じる
(2)無駄な反応をリセットする
(3)目を開いて目の前の作業に一心に取り組む
仕事も家事も、自分自身が納得できることを基準に据える。目指すゴールは最高の納得。
脚下照顧。ただ自分の足元を見る。

年の瀬に、ぐいぐい入ってきた。

来年、1年後は、心の満足をして終われるように、最大限の反省を込めて、年の最後にこのnoteを記す。

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