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根室で野生動物に会える?


花咲線では、40匹のエゾシカに出会いました。アオサギ(タンチョウ?)にも出会いました。花咲線で野生動物に出会った話は、こちらをお読みください。

根室市内には、他にも野生動物に出会える場所があります。今回は、根室市で出会った野生動物について話します。

根室市街地で出会った野生動物

1匹のキタキツネ

根室駅で下車しました。夕食をとるため、寄った喫茶店の前の道をキタキツネが横断していました。野良猫のように建物の隙間から姿を現し、草むらへ姿を消しました。2023年、登別温泉でキツネに出会って以来、北海道では2回目です。

野生のキタキツネは、エキノコックスという寄生虫を運んでいる可能性がありますので、触ってはいけません。エキノコックス症に感染すると、命に関わることもあります。

3匹のエゾシカ

納沙布岬へ行く道中、根室高校のバス停付近で、エゾシカ3匹が芝生の上でくつろいでいました。ここは、奈良公園かと、思わずツッコミたくなるような光景でした。オスのエゾシカは現役時の白鵬関ほどの大きさと体重です。無防備の状態で目があったら怖いです。

一方、奈良公園に通勤するオスのニホンジカは、小学2年生ほどの大きさ、体重は野球選手ほどです。近くで見ると、エゾシカの大きさに驚かされました。

風蓮湖に野生動物はいるのか?

風蓮湖

根室半島の北側の付け根辺りに風蓮湖があります。日本で13番目に大きな湖で、面積は東京都世田谷区に匹敵します。

アイヌ語で「赤い川」という意味です。風蓮湖の北側は春国岱シュンクニタイという巨大な砂州が伸び、海と隔てています。しかし、完全に仕切られてないため、海水と淡水が混ざり合う汽水湖です。

風蓮湖の北側に延びている春国岱には、広大なエゾマツ林が広がっています。タンチョウ、エトピリカ、オオワシなど240種類もの野鳥がやってきます。対岸の道の駅の展望台から、はっきりと観られました。風蓮湖を通るバスの途中には、根室半島を南北に分けるほど大きな沼、温根沼がありました。

道の駅スワン根室から風蓮湖を眺める

根室駅前バスターミナルから厚床駅行のバスに乗り、道の駅スワン根室で下車しました。展望台から風蓮湖を眺めました。当初、2つ前の東梅バス停で降りてネイチャーセンターに寄ってから春国岱を散策しようと計画していました。しかし、根室市街方面のバスが来るまで1時間では、春国岱とバス停の間を往復することが難しいため断念しました。

道の駅スワン根室では、風蓮湖を一望できる展望台がありました。建物の中では、風蓮湖付近に生息している動物の剥製を見ることができます。エゾシカ、シマフクロウ、エトピリカ、オオワシの剥製が観られました。

遊歩道で風連湖のほとりまで行くこともできます。しかし、訪問の2日前に道の駅の付近でクマが出没したため、閉鎖されていました。今回は、展望台から風蓮湖を眺めることに留めました。道の駅スワン根室では、お土産やソフトクリームを食べられます。

根室市では、3月~11月にかけてヒグマの目撃情報があります。2022年度は61件もの目撃情報がありました。ヒグマは、襲われると日本で一番危険な陸上哺乳類です。無事に旅を終えることが一番の優先事項です。根室市内で出没したヒグマの情報は下のリンクに掲載されています。

結論:野生動物に出会えるかは運次第

今回の旅で出会えた動物は、エゾシカ、キツネでした。カモメ、スズメ、カラス以外の鳥は、アオサギ(タンチョウ?)のみでした。花咲線沿線、根室市街地で動物に出会うことができました。風蓮湖では、カモメしか観られませんでした。

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