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【日本のカツ丼第3話】日本各地のデミグラス系か丼を食べてみた

結論:デミグラスソースとトンカツも合う。

今まで、ソースカツ丼、タレカツ丼を紹介しました。今回は、デミグラスソースをかけるタイプのカツ丼について、紹介します。

ビフカツにデミグラスソースなら、イメージがつきます。しかし、トンカツにデミグラスソースという発想はありませんでした。岡山県の一部地域では、デミグラスソースがかけられたカツ丼(系料理)が食べられています。福井県の一部地域では、デミグラスソースをかけたカツとオムライスの組み合わせが楽しめます。

ボルガライス

越前市武生地区(旧武生市)で1980年代には誕生していました。ロシア料理上からトンカツ→オムレツ→ライスがのせられた料理です。トンカツにかけるソースは、お店によって異なます。デミグラスが多いです。しかし、まれに、トマトソースをかけるお店もあります。ボルガライスという名前の由来は、ロシア西部(ヨーロッパ側)最長の川であるボルガ川の上にあったイカダを連想した説など諸説あり、真相は分かりません。

味は、岡山市で食べたデミカツ丼にそっくりです。コク深いデミグラスソースとトンカツは相性が良いです。オムライスかキャベツ+白米かが違うだけ。オムライス、カツ、デミグラスソースをそれぞれ食べても美味しいです。全部合わさっても、2種類融合させても、それぞれ食べても美味しいです。6通りの食べ方が存在します。

隣の県の金沢市で食べられているハントンライスにそっくりです。ハントンライスは、オムライスの上に白身魚フライをのせてケチャップ、タルタルソースをかけた料理です。金沢市内にあるデパート大和のレストランのまかないから誕生しました。ハントンライスも、はっきりとした名前の由来が分かってません。まかないから、レストランの名物料理へ出世するときに、メニュー名をつけないといけなかったため、あわてて名づけられたためだと考えられます。ボルガライスもメニュー名を急いで決めたという説が考えられます。

デミカツ丼

主に岡山市で食べられています。
1931年創業の「味司野村」で誕生しました。創業者が東京のホテルで修行しているときに考案し、店で提供しました。ごはんの上にゆでたキャベツ、カットしたカツレツを乗せてデミグラスソースをかけて食べます。岡山市を訪れたときに食べました。ハヤシライスとも違う独特なカツ丼でした。

デミグラスソースラーメン店で提供されることも多いです。そのため、デミカツ丼のデミグラスソースのベースは、ラーメンスープが使われることが多いです。洋食屋さんのデミグラスソースは牛肉が中心てす。一方、ラーメンスープの場合、煮干し、鶏ガラスープベースが多いです。

次回、味噌だれをかけたトンカツについて話します。

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