愛媛、静岡のミカンの違い

愛媛県

　11.25万トン、生産量3位(2021年)。特に、瀬戸内地域、南予地域で栽培が盛ん。愛媛県がミカンの栽培の盛んな理由は、地形と気候。海岸沿いの傾斜地を利用した栽培が盛ん。
　温州みかんだけではなく伊予柑やポンカンの生産も盛ん。江戸時代末期から栽培が始まり、愛媛県でミカンの栽培が盛んな理由は、土壌と気候がぴったりだったから。海底が隆起して陸地となった養分が豊富で傾斜地は水はけがよいです。気候は、温暖で晴天が多いため、ミカンにとって好環境。海岸線にそった傾 けい 斜 しゃ 地 ち と瀬 せ 戸 と 内 うち の島々は、おいしいみかんの産地と して有名です。傾 けい 斜 しゃ 地 ち では、西 にし 宇 う 和 わ 地 ち 域 いき に代表される石 いし 垣 がき に覆 おお われた段 だん 々 だん 畑 ばたけ が多くみられ ます。石垣の石は熱が冷めにくいため、暖 あたた かさを保つこともできます。空からふりそそぐ光、 海からの反 はん 射 しゃ 光 こう 、石垣からの輻 ふく 射 しゃ 熱 ねつ （照り返し）、この「三つの太陽」をいっぱいに浴びて育っ た愛媛のみかんだからとてもおいしいのです。
　最近では、中晩柑類()の生産も盛んに。
　それは愛媛のオリジナル品種の生産を増やしているため。

主に生産されている品種
温州みかん、不知火、いよかん、ポンカン、天草、はるみ、せとか、八朔、甘夏、はるか、清見、カラ、河内晩柑

オリジナル品種

紅まどんな
天草×
果肉が薄く、ゼリーのような食感、濃厚な甘みが特徴。

甘平
西之香×ポンカン
シャキシャキ食感で甘い特徴。

愛媛県のミカンは品種が多種多様。清見を中心にかんきつ同士を掛け合わせて新しい品種の開発が進められます。
酸味、甘みの強さ、バランスが多種多様なため、試して好きなものを選ぶのがオススメです。
多種多様な品種が並ぶ、11月～3月が特にオススメです。

みきゃん
愛媛県のイメージアップのために2011年に登場したゆるキャラ、「みきゃん」
2015年のゆるキャラグランプリでは、総合で準チャンピオンになり、全国的に知られるようになりました。
垂れ耳はミカンの葉っぱ、全身ミカン色、顔の形がミカンと愛媛のミカンを全身で現したみきゃん
お菓子から日用品まで様々なグッズもお土産屋さんで購入可能。
愛媛県にしかないレア品もあります。

みかんの家系図
みかんの家系図が四国最大のモール、エミフル(松前町)にあります。
センターに清見。
注目の紅マドンナも！
ちなみに、有名な「いよかん」は、偶然生まれてきた柑橘です。

静岡県

生産量11.98万トンで全国2位(2021年)
特に温州みかんの生産が全体の90%を占めます。
全国でも生産量1位で24%占めています。

品種

温州みかんは、品種、地名によってブランドが築かれています。
温州みかん→青島、寿太郎(品種名)
　　　　　　三ケ日、浜名湖(地名)
きよみ、はるみ、不知火、ポンカン、せとか、麗紅
静岡県は東西に広く、浜松市周辺(三ケ日)の西部、静岡市周辺の中部、伊豆中心の東部地区に分かれます。

オリジナル品種

西部
浜名みかん、三ケ日みかん

中部
こん太、スルガエレガント

東部
ニューサマーオレンジ(日向夏)

お土産

三ケ日みかんオリジナル商品
大正時代から育てられている三ケ日みかん
水はけのよい土地、トップクラスの日照量、人々の努力によって甘くて濃い三ケ日みかんができます。
青島みかんジュース、グミなどお土産も豊富です。