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自分の良さを認めてくれる場所に身をおくこと - 保護者インタビュー #09

テックプログレスに通学する親御様に、通学のきっかけや通学で生まれた変化や成長、ご家庭での子育て方針などを聞くインタビュー企画。
第9弾は、「宮本たつや君(中学1年)」のお父さま、お母さまにお話を伺いました。
テックプログレス随一の「ギーク少年」は、どのような環境で育ち、見守られ、そして今後どう伸びていくのか、ちょっと”モノ好き”なお子さまを持つ親御さまは必見です!

「ITものづくり教室テックプログレス」とは
愛媛県松山市にあるゲームプログラミングやロボット制御、デザインなど、ITを使った様々なものづくりを学べる小学生・中学生向けの習い事教室です。
3Dプリンター、電子基板、工具セット、ペンタブなど、子どもの好奇心に火がつく設備が充実し、プログラミングのみならず、一人ひとりの興味関心や特性に合わせた「オーダーメイドの授業」が特徴です。
WEBサイト:https://tech-progress.net/


幼い頃から身の回りに溢れていたモノ好きな環境

重松:
本日はよろしくお願いします!
もう4年以上もの付き合いになりますね、通学当初のことを覚えていますか?

母:
幼い頃からパソコンには関心があって、本人もやってみたいと言っていたので、ただ遊ぶだけよりは習ったほうがいいかなと考えていました。

父:
私自身、自分で組み立てたパソコン使ってたりしていて、生まれた頃から観見たり触れられる環境だったので、自然と興味をもつ存在だったと思います。
あとは、両親(たっちゃんからすると祖父)もモノ好きで、祖父母の家に行くといつも最新のMac(Apple製のパソコン)がありました。笑

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重松:
やはり身の回りの環境は大きく影響しますね!
そう聞くと、今の彼がとても納得です。笑


自分の強みに気づいたことが精神的な成長に

重松:
早いもので、中学生になりましたが、最近ずいぶん落ち着いて丸くなりましたよね。

父:
小さい頃は自己主張の強い子でしたが、まわりの子もだいぶ落ち着いてきたようで、年齢的なところは大きいとは思います。

母:
以前は、教室にいる年下の子を相手することは好きじゃなかったようなのですが(笑)、最近は悪くないかな?なんて思うようになったみたいです。

重松:
たしかに、以前は人を寄せ付けない雰囲気がありましたが、最近は低学年の子が声かけてくると優しく教えてあげたり、やっていること実際に見せてあげたりしていますね。
また、最近は人から教わることよりも、人に教えたい(伝えたい)という気持ちが高まっているみたいで、「解説動画つくってYouTubeにアップしてみようかな?」とか「誰かに教える機会ないですかね?」と相談してきたり、立ち位置が少しずつ変わる時期に差し掛かっているんだろうなあと感じます!

父:
小さい頃はこちらがサポートして、教えてあげることも多かったんですが、今はネットで調べれば、大抵の問題は自分で解決できるようになっていて、この変化は大きいなと!

重松:
そうですよね!
好奇心とITリテラシーがあれば、わざわざ誰かから知識を教わる必要はなくなります。
彼の口から「◯◯について教えて下さい!」なんてもう何年も聞いてない気がします。笑
僕に聞くよりも、サクッと検索しちゃっていますね。

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母:
また、昔は背が小さいことがコンプレックスで周りの目を気にすることも多かったのですが、最近はほとんど気にしなくなりましたね。

父:
背の高さはどうにもなりませんが、人に教えられるものがあるとか、詳しいものを持っていることが精神的な変化、成長につながっているのかなと思います。

重松:
「自分にはコレがある」という自信がついたことで、彼にとって背の高さなんてのは、ちっぽけな問題になったわけですね!


自分に合うコミュニティは、オンラインにもたくさんある

母:
ただ、中学校だと自分がもつパソコンの知識などは、同級生の友だちには理解してもらえないことが多いようで、もどかしさもあるようです。笑

重松:
ですよね!
学校だと絶対話が合わないですよね…

こうした時代だからよかったなと思うのは、リアルなコミュニティ以外に、オンライン上のコミュニティでさまざまな人と交流できるところです。
彼は実際に、パソコンやプログラミングに詳しい人が集まるコミュニティに参加して、よく質問してるって言ってました。笑

父:
今はコミュニケーションとして、そうしたものがたくさんあっていいですよね!

重松:
それこそ学校のような小さなコミュニティしか知らないと、ひょっとしたら「俺、パソコン詳しいぜ!」と天狗になるかもしれませんが、自分よりはるかにレベルの高い人たちと交流できることで、目線も高くなり、モチベーションも上がりますよね。

そうしたやりとりのなかで磨かれたのと思いますが、ネット上でのマナーや振る舞い、コミュニケーションのとり方はすごく上手なのも素晴らしいと思います!

母:
それは私が普段からとても言い聞かせています!笑
ネット上では、小学生や中学生ではなく、一人の人として扱われるわけなので、危険性もしっかり伝え、守るところは守ろうと言っています。

重松:
すげー踏み込んだことしてるなと驚くこともあれば、とても慎重に立ち回ることもできている。

父:
妻がそうしたSNSやコミュニケーションに関する注意をして、私からは「IPアドレスはすぐにバレるんだよ」とか、システムやハード面について伝えることが多く、お互いの役割がある感じですね。

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重松:
それぞれが知っていること、詳しいことを伝えるの大事ですね!


与えすぎないことが主体性を育んでいく

重松:
好きなものに対しては一直線なたっちゃんだと思いますが、そうした彼の姿勢をおふたりはどのように捉えていますか?

母:
私は、放っておくと学校の勉強を放置してずっと没頭してしまいそうなのが心配で、口出ししてしまうことが多いですね…

父:
パソコンの使用に関しては、妻とはスタンスがちょっと違って、私は「本人の気が済むまでやればいいんじゃないの?」と思っています。
両親が正反対のことを言ってしまっていますが、それはそれで本人にとっても考える余裕が生まれるというか、逃げ道があっていいのかなとも。笑

重松:
おふたりが対称的なスタンスなのも面白いですね!

父:
ただあまり行き過ぎないようにはセーブもしていて、例えば、うちではIPアドレスをリスト化して管理しているのですが、たまに通信を切ったりします。笑
だけど、それに気づいてすぐ自分で設定を変えてくるのですが、またこちらも追いかけて…みたいな!
私はそれを楽しんでいるんですけどね。笑

息子は「やらせないようにするから、他のところでやるんだ」とブツブツ言いますが、私からすると「バレないよう上手くやればいいのに!」とそんな調子です。笑

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重松:
たっちゃんって、制約条件があるなかで”なんとかする力”が通学生のなかでもズバ抜けて高いですが、これらは日々、家で繰り広げられる攻防によって磨かれた能力なんだなーと、納得しました。笑
「僕のパソコンは父ちゃんのお下がりだから、古くてスペックが低いんだ」とよく嘆いていますが、動作もサクサクで容量もいっぱいのパソコンだと、こうした問題解決力は身につかなかったかもしれませんね!
「与えすぎないこと」、これはかなりポイントな気がしました!


好きなことをトコトンやれる環境へ

重松:
ちなみに、今後の進路はなにか考えてますか?

母:
進路としては、高専に行きたいと言っています。

父:
普段、好きでやっていることの延長ができる場なので、合うだろうなと思います。
そして必要に応じてあとから知識もつけていったらいいのかなと!
自分も学生の時、「この数学なんてどこで使うのかな?」と思ってましたが、今になってみると、「こういうところで使うのか!」と気づくんですよね。
興味持てなかったり、必要性がわからないままだと、勉強していても身につきませんから。

重松:
ですね!
興味関心なければ頭に入ってきませんし、身につかないですよね。

父:
私自身、高専出身で親元から離れて好きな事ができ、今の自分があると思っています。なので、たつやにもそうした経験をしてほしいなという思いがあります。
なにより、高専は好きなことをトコトンやってる(いい意味で)ちょっと変わった似た奴らばかりで楽しいですしね!

重松:
そのほうが確実にイキイキやれるでしょうね!

今の時代は、生活に必要なものが十分満たされていて、「美味い、安い、早い」みたいなシンプルに「機能や品質がいい」だけでは選んでもらいにくくなっていると言われています。
それらを否定しているのではなく、差がつきにくくなっている。

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じゃあ、機能性以外でなにが重要なのかというと、想いや情熱といったエモーショナルな(情緒的な)部分と言われています。
Apple製品は他社と比較して単にスペックがいいから選ばれているわけではないでしょうし、スターバックスもコーヒーが他社より美味しいから選ばれているわけではない。(もちろんどちらも性能、品質は高い!)

ロジカルに考え、優れた機能をつけることはもちろん大事ですが、誰かの溢れ出んばかりの「好きや情熱」も選ぶときの大きな理由になります。
そういったことからも、「ただ真面目に勉強をやってきた人」より、たっちゃんのように「好きなことをトコトンやってきた人」は今後より一層価値が高まると思っています!

父:
高専はそうした人材を求めている傾向もありそうですよね。

重松:
そういう意味でも、彼には苦手なことや欠点をなくすことでなく、彼の尖った能力をもっと尖らせることにエネルギーを注いでほしいんですよね!

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自分の良さを認めてくれる場所に身をおくこと

母:
たつやの個性でいうと、幼稚園の頃とか発表を求められるといつも「ハイハイ!!」と手を挙げるんだけど、先生当ててくれないんですよね…「ちょっと静かに。汗」みたいな。笑

重松:
その画がとても想像できるから面白いです。笑
でも、学校だと全体でバランス取らないといけないから、しょうがない部分もありますよね…

母:
だから、昨年のテックプログレスDAYで、彼の好きであり、得意でもあるパソコンに関して受賞し評価いただいたのは、とても嬉しかったみたいです!

↓ 昨年のテックプログレスDAY開催レポートこちら!

重松:
それはよかったです!
そういえば、2年ほど前に、AI Academyさんにご協力いただき人工知能イベントをやりましたが、当時5年生でしたが、知っている用語が出るたびに発言していたのですが(笑)、講師の方がほんと優しく、全て反応してくれ、終了後には「彼はすごいね!何年生?あんなに詳しい小学生は見たことないよ!」ととても褒めていました。

↓ AI Academy についてはこちら!

学校だと煙たがられるかもしれませんが、環境を変えると、彼のそうした姿勢を「すごい!」と評価してくれる人がいたりするんですよね。
そうした意味でも、「どのような環境に身をおくか」ってほんとに大事で、彼は彼の個性を認めてくれる、良さに気づいてくれる環境を選んで、そこに身をおくことが大切ですね。

彼が将来どうなるのか、めちゃくちゃ楽しみです!
本日はありがとうございました!

今回のインタビューから改めて「環境」の大切さを感じました。
これまで育った環境、今自分がいる環境、そしてこれから自分が選んでいく環境。
生まれ持った才能や資質がどのように開花して、活躍していくかは、環境によるところがとても大きいように思います。

私が尊敬する大前研一氏は、
自分を変革するには
1. 時間配分を変える
2. 住む場所を変える
3. 付き合う人を変える

この3つしかないと言っています。

これら3つをすべて変えることは容易ではないですが、まずはお子さまにとって”好ましい環境”ってどんなだろう?と考えることが大切ではないでしょうか?
テックプログレスには、ゲーム、パソコン、ロボット、レゴ、アニメ大好きといった子たちがイキイキできる環境が整っていますので、興味ある方はぜひ!

この度は貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございました!
彼が今後どのように成長していくのか楽しみです!

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テックプログレスでは、各教室で無料体験会を毎週開催していますので、興味ある方はぜひご参加ください!詳細はこちらからチェック!

「ITものづくり教室テックプログレス」とは
愛媛県松山市にあるゲームプログラミングやロボット制御、デザインなど、ITを使った様々なものづくりを学べる小学生・中学生向けの習い事教室です。
3Dプリンター、電子基板、工具セット、ペンタブなど、子どもの好奇心に火がつく設備が充実し、プログラミングのみならず、一人ひとりの興味関心や特性に合わせた「オーダーメイドの授業」が特徴です。
WEBサイト:https://tech-progress.net/


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