見出し画像

親の役割は、興味あることをやらせること - 保護者インタビュー #10

テックプログレスに通学する親御様に、通学のきっかけや通学で生まれた変化や成長、ご家庭での子育て方針などを聞くインタビュー企画。
第10弾は、「松澤佑太くん(小学5年)」のお父さまにお話を伺いました。
入会時は「難しいこと」「わからないこと」から逃げる傾向もあった少年が、いかに試行錯誤を楽しみ、ワクワクしながら主体的に学ぶように変化してきたのか、そのヒントを探っていきました!

「ITものづくり教室テックプログレス」とは
愛媛県松山市にあるゲームプログラミングやロボット制御、デザインなど、ITを使った様々なものづくりを学べる小学生・中学生向けの習い事教室です。
3Dプリンター、電子基板、工具セット、ペンタブなど、子どもの好奇心に火がつく設備が充実し、プログラミングのみならず、一人ひとりの興味関心や特性に合わせた「オーダーメイドの授業」が特徴です。
WEBサイト:https://tech-progress.net/

小さい頃から好きだった「ものづくり」

重松:
本日はどうぞよろしくお願いします!
2019年4月から通学して、ちょうど2年が経ち、今は小学5年生になりました。
通学のきっかけは覚えていますか?

父:
妻と子どもがテレビでロボット教室体験みたいなのを見て、ゆうたが「ロボットやってみたい!作りたい!」と言って教室を探したのがきっかけです。

重松:
テレビでロボット教室を見たのがきっかけなんですね。
昔からなにか作ることは好きだったんですか?

父:
好きでしたね。
幼稚園の頃は、特に折り紙にハマっていました。
あとはダンボールで貯金箱や、お金を入れるとコロコロして、ひねるとがちゃんと出てくるガチャガチャみたいなのを作ったり。

重松:
その気持ちよくわかります!僕も小さい頃、工作して遊んでたなあ。

画像1

以前、ゆうた君が教室に持ってきた折り紙作品


好きなことに熱中するなかで伸びた学びの姿勢

重松:
正直、入会したときは、ロボット動かすのは好きだけど、課題に取り組むのは嫌がったり、難しいことからは逃げるタイプでもありました。
それが、ここ一年ぐらいですかね。
ロボットから3Dプリンターに興味が移って3DCADをやり込みだして、「え、ほんとにゆうたが作った?」と疑ってしまうほど高いクオリティのものを作れるようになりました。
そして今では、ゲームプログラミングに興味が移り、次々と新しい知識を吸収して学んでいます。

今日は、そのきっかけが何だったんだろう?というのを聞いてみたく…!

画像3

父:
それは嬉しいですね。
でも、家ではあんまり変わらないですよ。笑

重松:
(笑)
スキル面はもちろんですが、学習姿勢の変化をすごく感じます。
わからないことがあれば「聞く」ではなく、「まず調べてみる」が自然と身についてきました。

父:
たしかに、人に1から10まで教えてもらってやるのは好きじゃないかもしれません。
でも、YoutubeやTikTokなどを自分で調べて作っていくのは進んでやるタイプです。
それはそれで教えてもらっていることなのかもしれないですが…

重松:
教えられすぎることを嫌がる子っていますよね。
では、本質的には以前と変わっておらず、パソコンの操作にも慣れてきて、できることが増えてきて、楽しくなってきていると。

画像5

父:
だと思います!
昔からあまり続かない子で、習い事も「行くの嫌だ」「今日は行きたくない」ということもありましたし、辞めたのも多いです。
ただ、テックプログレスに関しては、特に3Dプリンターを始めた頃から進んで行く姿勢に変わりました。

重松:
今思うと、ゆうたの性格からすれば、ロボットプログラミングは向いてませんでしたね。。汗
ロボット制御は、与えられたミッションに対して、試行錯誤を繰り返し、クリアできた!という達成感を楽しむ学びです。
対して、ゲームプログラミングや3DCADなどは、用意された課題の「クリア」がゴールではなく、頭の中にある「こういうのを作ってみたい」を自由に作ることができるので、性質は対称的です。

父:
それで言うと、塾や水泳など、いわゆる「身につける型」は、しんどいからやらないってことが多いですね。

重松:
なるほど!「身につける型」…
最終的に身につけるべきゴール(到達スキル)が決まっていて、まずはこのスキル、次にこのスキル…と「できたか・できてないか」があって、クリアすると次にいく形式ですね。

画像5

父:
あらかじめ決められた学習を進めていくのは、昔から興味示さないですね。
良いのか悪いのかわかりませんが、ここでは自由にさせてもらっていて。笑

重松:
うちの教室は、選択肢をなるべく多く用意し、その中から「やってみたい!」が見つかることを大切にしています!


子どもの性格にあわせて、子育て方針も柔軟に

重松:
これまでの子育てのなかで、意識されてきたことはありますか?

画像8

父:
興味あることをやらせていこう、という教育方針です!
嫌いなことより、興味のあることをやらせていこうと。
そういう方針もあって、これまで習い事も始めては辞めて…が続きました。

重松:
習い事も一度はじめると最後までやりなさいと、やめさせない方も多いですよね。

父:
僕はどっちかと言うと本来そっちなんです。
「時間を守りなさい」「人に迷惑かけちゃいけない」とかも細かく言ってしまうタイプです。
でも、ゆうたは言っても聞かないので、なるべく言わないようになりました。笑

重松:
やはり、グングンと伸びていく子の親御さんは共通して、子どもの意見を尊重していますよね。押し付けない。
最近、自宅でゲームを作ってくることが多いですが、作品はよく見られますか?

画像6

父:
そうですね。よく見せてもらってます!
つい前も、エヴァンゲリオンの作品作っていて、「ATフィールドが…!」とか見せてもらいました!
私もそうですが、妻は私以上によく作品を見ています。

重松:
ゆうたは作った作品を「見て見て!」とよく言いますね。
自宅で、お父さんお母さんが普段から良い反応してくれるのが、ポイントなんだろうなと思います。
好意的なフィードバックは、学習モチベーションにとても重要です!


好きを突き詰めた先には、人を助ける使い道を

重松:
5年生になりましたが、今後どうなってほしい、どういった子になってほしいというお考えはありますか?

父:
さきほどの子育て方針ともつながってきますが、コンピュータでもロボットでも、何でもいいんですけど、好きなことに打ち込んで一芸を身につけてほしいなと思います。
学校の勉強は好きじゃないので、勉強でどうこうは本人は考えてないと思います。汗

あとこれは、ゆうたの名前の由来なんですが、佑太(ゆうた)の「佑(ゆう)」には、人を助けるという意味があり、その一芸が人を助けたり人のためになるといいなと。

画像7

重松:
いいですね!
好きが高じて身についた強みが誰か人のためになる…と!

父:
いかんせん、中学受験とかやってみる?と聞いても、「しない」「行かない」とハッキリですから。笑

重松:
たしかに、学校の勉強は好きじゃないのかもしれませんが、「なにかを学ぶこと」は間違いなく好きですし、学び方も身についています。興味がないだけで、興味が湧けばグッと成績は上がりそうです!

父:
ありがとうございます。

テックプログレスへの要望と今後の課題

重松:
最後に、テックプログレスへの改善要望はありますか?

父:
好きそうにやってますし、特にありません。
本当にここに通いはじめてから、興味を持ったことに打ち込め出したように思います!
それまでは親が「これやったら?」と提案していたので。

重松:
よかったです、本日はありがとうございました!

幼少期〜学童期において、子どもに大切なのは「好きなことに熱中・没頭する経験」と言われています。
実際に、好奇心をともない没頭すればするほど、頭のなかに新しい神経回路がどんどんできて、脳が発達することが研究でわかっています。
つまり、子どもが何かに没頭したら、「学び」は確実に起こり、これが生涯の能力の基礎になります。
また、こうした経験で得た「自分はこれが得意!」という自信は、ゆうたくんのように、ひとつの分野にとどまらず、あらゆる場面でプラスに影響します。
ゲームでも、工作でも、絵を描くことでも、なにかお子さんに「好きそう」なものがあれば、きっかけを与えてみることが大切なのかもしれません!

この度は貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございました!
それでは、第11弾もお楽しみに!

------------------

テックプログレスでは、無料体験を毎週開催していますので、興味ある方はぜひご参加ください!詳細はこちらからチェック!

▼過去の記事はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?