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呪詛

オススメ記事に表示されたとある記事を開いて、朝から激しく後悔した。

悍ましい内容なので仔細は伏せるが、アイヌ民族の血を引くと自称するユーザーが現代日本を、ヤマト民族を呪詛し、その上で「私は重い病気でもう先行きは長くない。だから自殺する。この記事は遺言だ。見た奴は拡散しろ。拡散しなかったら末代まで祟ってやる。死ぬまで惨めな暮らしを送るようにしてやる」と結ばれた記事だった。

アイヌの人々の間では呪詛の事を【イパッカラ】とか【イコンヌ】と言い、やり方は様々だが、その中に呪詛の言葉を節をつけて即興歌(ヤイサマと呼ばれる)で高らかと唄うと言うものがある。それに近いものを感じた。
古代中国の呪詛のひとつ【破嘴ポォツェ】に通じるものがある。

如何ほどの無念がかのユーザーを突き動かしたのか判らないが、自殺の示唆と「拡散しなかったら祟ってやる」と言う脅迫文は明らかにnoteの主旨を逸脱している。そもそも斯様な呪詛の塊を放置して不特定多数が不幸になるのは看過出来ない。迷った挙句、ワタクシはnote運営にかの記事を違反報告した。序でにユーザーもブロックした。

幽世が現代人から遠い存在になって久しいが、「祟ってやる」と面前と言われてしまってはあまり良い気持ちはしない。それでなくてもこちらは昨年夏から坂を転げるように悪運が続いているのだ。この上見ず知らずのユーザーの私怨まで引き受ける余裕なんて無い。

それにしても気持ちが悪いので、近い内に何処かの神社か寺で拝んで来ようと思う。


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