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【詩】帰らざる日々

時代(とき)が僕を
風の速さ 追い越してく
追いかけるには
僕の足は少し重過ぎて

「せめて後10年は若ければ」と
空に向かい独りごちても 
想いは虚しい

帰らざる日々 今は昔
何もかも 輝いて見えた記憶
戻りたくても それは叶わない
幻のように消えてく記憶


抱いた夢
尽くを否定されて
気がついたら
抜け殻の僕だけが残った

今はもう 誰も恨みはしないさ
せめて今宵 ベッドの中で
来世を夢見る

帰らざる日々 今は昔
何もかも 輝いて見えた記憶
戻りたくても それは叶わない
幻のように消えてく記憶

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