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Yahoo知恵袋の大罪

note関連で物凄く悲しい、そして腹立たしい出来事があったので、備忘録とアンガーマネジメントの為に此処に記す事にする。

ワタクシをフォローして下さったフォロアさんのおひとりに、大病を患いながらも回復され、その体験談を中心に様々な事柄を美しい文体で綴られている方がいらした。一度は大病を患った事から未来を悲観し、自ら命を絶つ事さえ考えていたそうだが、旅先でたまたま手にした聖書に記された言葉に救われて、自ら命を絶つ事を思い留まった…と述懐されていた記憶がある。

その方は自費出版と言うカタチで自身の体験を書籍として世に送り出されていた。
出版不況が叫ばれ幾つもの印刷所がバタバタと廃業する昨今に置いて、これがどれだけ凄い事なのか…一度でも同人誌なり自費出版なりで本を出した経験がある方や、趣味の範疇で文章を書く人間なら、恐らく首がもげる勢いで頷いて頂けるのでは無いかと思う。
殊に昨今は電子書籍の開版に対するハードルが下がり、それに反比例して紙媒体で書籍を世に出す事が難しくなっている(紙資源の高騰やコストカットの関係による労働力不足に起因すると思われる。それでなくても印刷業界は重労働の割に賃金が安い事では数多ある職の中でも群を抜く業界なのである)から、尚一層強くそう思わざるを得ないのだ。

そんなフォロアさんが、ある日ひっそりとnoteから去られた。
何の予兆も無かった。
ただ、体調が悪く暫く執筆を控えたい旨は、アカウントが消える前にカムアウトされていたので、気にはなっていた。

大切なフォロアさんである。noteで何かトラブルに巻き込まれたか…と気を揉んだワタクシは、フォロアさんのハンドルネームを検索エンジンに入力して何か手掛かりが見つからないか探す事にした。

検索エンジンが示したのは、残酷な事実だった。

Yahoo知恵袋と言う(悪名高い)質問系サイトがこの世には存在する。質問するユーザーも回答するユーザーも著しく民度が低く、それを反映するかのように質問内容や回答も下劣な内容が多いアレだ。
そこに寄せられていた質問の幾つかに、かのフォロアさんの事を誹謗中傷する内容のものがあったのを、ワタクシは見てしまったのだ。しかも、それに寄せられた回答のひとつにはこうあった。

「この人、作家を名乗ってるけど、所詮自費出版でしょ。自費出版で作家を名乗るとか、厚かましいにも程があるよね」

思わず頭に血が昇った。


「お前如きに何が判る!」とその回答者に罵詈雑言を浴びせてやろうかと思ったのを必死に堪えた。Yahoo知恵袋に屯して、匿名性を楯に名指しで他人を貶めるような人品卑しい輩と同類になりたくなかったからだ(強調するが、この場合自らは名乗らず相手を【名指しで】…と言うところが重要である)。
序でにつけ加えれば、こう言う的外れな批判は【自身では執筆も出版もした事が無い外野】ほど喧しく喚き立てるものだ。ワタクシも経験があるので良く判る。

恐らくだが、フォロアさんはこの誹謗中傷を目にして著しくショックを受けたのではあるまいか。そして失意の内に電磁の海に絶望し、去る事を選んだに違いない。

遣り切れない思いだけが残った。取り敢えず、お体に障りが無ければ良いが…。

Yahoo知恵袋にまつわる良くない噂は今回の件に限った話では無い。ある意味嘗ての2ちゃんねるに比肩する治安の悪さ、民度の低さから口さがないユーザーはあの場所を侮蔑を込めて【Yahoo知恵遅れ】なんて呼んだりもする(思いっきり差別用語なのでこの呼称には眉を顰めざるを得ないが)。
あの治安の悪さに対して、Yahooが何か対策を取っていると言う話もついぞ聞かない。恐らく今後もあの場所は言霊の蠱毒として電磁の海に居座り続けるのだろう。そしてそれにより傷つき、電磁の海に見切りをつける善人は今後も後を絶たないのかも知れない。

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