桜と家族と海。ひさしぶりに家族で外出したお話。

３月の終わりごろの話。世界中、日本中がパンデミックという状態だから、本当にひさしぶりの家族そろっての外出だった。

例年より早く満開を迎えた桜をどうしても見たかった私は、しまなみ街道の途中、瀬戸内海に浮かぶ島、伯方島を訪れた。

この島にある開山公園が桜の名所で、約1000本の桜の木があることを知ったからだ。

訪れてみて正解。本当にきれいに咲き乱れている桜を満喫することができた。海と桜、空と桜、家族と桜。嬉しかった。

ちょっと満開が早くて入学式にはもう散っていると思ったからだろう。新品の制服に身を包んだ中学生、小学生、高校生たちが家族とともに、ささっと桜と一緒に写真を撮って帰っていった。

私たち家族もマスクをして、人々と距離を取りながら桜を楽しみ、日頃の忙しさから離れた、ゆるくて楽しい時間を過ごすことができた。

行ってよかった。ありがとう。

どうしても閉塞感のある毎日だけれど、密にならない自然のなかで、密にならないように工夫して四季の流れくらいは楽しみたいと思う。

桜、いろいろ載せておこう。

おわり。

#桜前線レポート