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映画 「怪物」 感想

おはようございます。
2023年6月24日 土曜日です。

「万引き家族」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督が、映画「花束みたいな恋をした」やテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」などで人気の脚本家・坂元裕二によるオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。音楽は、「ラストエンペラー」で日本人初のアカデミー作曲賞を受賞し、2023年3月に他界した作曲家・坂本龍一が手がけた。

大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きる。それはよくある子ども同士のケンカのように見えたが、当人たちの主張は食い違い、それが次第に社会やメディアをも巻き込んだ大事へと発展していく。そしてある嵐の朝、子どもたちがこつ然と姿を消してしまう。

「怪物」とは何か、登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに訪れる結末を、是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一という日本を代表するクリエイターのコラボレーションで描く。中心となる2人の少年を演じる黒川想矢と柊木陽太のほか、安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子ら豪華実力派キャストがそろった。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され脚本賞を受賞。また、LGBTやクィアを扱った映画を対象に贈られるクィア・パルム賞も受賞している。

映画.com

評価 5 ★★★★★

深い映画であった

3つの視点で物語が展開される

3つが並行に進むのではなく、
母子家庭の母親視点で物語が進み
時間が戻って次は教師視点での物語が進み
また時間が戻って最後は子供達視点で物語となる

この直列で真実が少しずつ明らかになる進み方が新鮮で
すっかりとのめり込んで観ていました。

日本が抱える数々の社会問題を描いて
コミュニケーションのすれ違いが様々な怪物を生み出していると感じさせる
ラストは観る人にいろんなことを想像させる


それではまた明日
ひろかん

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