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映画 「帰ってきた あぶない刑事」 感想
おはようございます。
2024年5月29日 水曜日です。
1986年のテレビ放送以来、ドラマに加え、劇場版7作品が製作されてきた、舘ひろし&柴田恭兵主演の人気シリーズ8年ぶりの劇場作品。
舘、柴田、浅野温子、仲村トオルらシリーズおなじみのメンバーに加え、ヒロインとして土屋太鳳が出演。
刑事を定年退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開業していたタカこと鷹山敏樹と、ユージこと大下勇次が、8年ぶりに横浜へと戻ってくる。
そんなある日、香港在住の日本人弁護士が何者かに殺害される事件が起こる。事件にひっかかりを感じた鷹山は、過去に2人と因縁のある男・劉飛龍(リウ・フェイロン)のもとを訪ねるが、鷹山はそこで出会った飛龍のビジネスパートナーであるステラ・リーが、かつての恋人に似ていることが気にかかった。
その頃、2人の「T&Y探偵事務所」に永峰彩夏という女性が訪れ、母親を捜してほしいと依頼してくる。
彩夏の母親の夏子は、鷹山と大下の旧知の女性だった。
夏子捜索を開始した2人だったが、横浜では殺人事件が多発し、やがて爆弾が仕掛けられるテロまでもが発生する。
土屋が彩夏役を務め、劉飛龍役を岸谷五朗、そのパートナーであるステラ・リー役を吉瀬美智子がそれぞれ演じた。
そのほか西野七瀬、早乙女太一らが顔をそろえる。監督は「朽ちないサクラ」の原廣利。
評価 4 ★★★★☆
過去の人気テレビドラマや映画シリーズの続編にもかかわらず、前作を見たことがない人でも十分に楽しめる娯楽作品となっていました。
主演を務めたベテラン俳優の2人は、実に70歳を超えているというのが信じられないほど、アクションシーンでの身のこなしや、キャラクターの立ち振る舞いがダイナミックかつリアルでした。
年齢を感じさせない熱演ぶりが見どころの一つでしょう。
また、若手俳優陣の活躍も目を引きました。特に土屋太鳳さんの大人っぽくなった雰囲気と美しさには驚かされました。
かつての天真爛漫な少女イメージから一転、しなやかで品のある女性へと成長を遂げた姿に、ファンならずとも視線が釘付けになるはずです。
一方で、浅野温子さんの役どころが控えめすぎたのが若干の残念でした。
本作の魅力を一層引き立てるべく、より存在感のあるキャラクター設定があれば良かったかもしれません。
しかし全体としては、過去作品を知らない観客でも楽しめる、アクション映画ならではの迫力あるスリリングな展開と、見事なアクションシーン、そして洗練された俳優陣の演技が光る作品に仕上がっていました。
シリーズファンはもちろん、アクション映画が好きな人ならば、誰もが一見の価値があるエンターテインメント作品だと言えるでしょう。
それではまた明日
ひろかん
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