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初めてセミナー的なものを開催した話

こんにちは、コーディネーターのREXです。
まだまだ寒い日々が続いてますが、ビールはいつ飲んでも美味しいですね🍺

さて、去年の秋ごろに、PMの光留とこんな話をしていました。

「翻訳は日本語力が大切だって言われてますけど、それは高い英語読解力があったうえでの話ですよね」
「そうですね。大切であることがわかっていても、身に付けるのって大変だし難しい……」
「新入社員向けに系統立てた解説を作っておけば、将来役に立ちそうですね」
「確かに。ちょっと作ってみましょうか」


複雑な原文に出会うと、ついついわかっている単語や一般常識から意味を推測して訳してしまいたくなるのが人間の性というもの。しかし実際の仕事でそんなことをすれば、誤訳につながりクライアントに損害を与えてしまう。「日本語でいかに表現できるか」が英日翻訳の醍醐味であるとはいえ、プロとしては、正攻法で原文の英語を読み解く技術がまず大切だと考えています。

そこで、「英文解釈」(講座での名称は「構文解析」)というテーマで社内向けに講座を開いてみたところ、

「あらためて勉強になった」
「社外の人にも役立つ内容だと思う」

というポジティブな反応が返ってきました。
そこで「これは社内向けに留めておくのはもったいない」と思い、資料と内容をさらに充実させたうえで、社外に向けて、半クローズドですがセミナー形式で開催することにしました。

その名も「『読むための』受験英語」。

現場で実際に翻訳を行ううえで、英文をどう捉え、どう分析・解析しているかを、例文を交えながら説明する内容です。

開催直前の光留のつぶやきはこちら。

案外緊張していたようですが、当日は落ち着いて話していました。
さすがです。

……一方、当日司会を担当した私、REXはというと、

まさかの機材トラブル

バックアップで用意していたiPadが原因でハウリングが起き、パニクりました……汗
慢心、ダメ、絶対。


何はともあれ、無事開催でき、ご参加くださった翻訳者の方々からもポジティブな感想を頂けました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございましたm(_ _)m

内容紹介と感想については、下記の光留のブログ記事もどうぞ。

初めて社外の方へ向けてセミナー形式で発信してみて、「構文解析」や「英文読解」というテーマへの関心の高さに驚きました。
やはり背景知識や調査力も構文解析力があって初めて活きてくるもの。スタート地点である構文解析が間違っていると、とんでもない方向に誤訳してしまう可能性があることを考えると、いかに重要かがわかります。

受験英語」や「構文解析」は一見地味に感じられるかもしれませんが、誤訳をなくすための確実な方法です。正確な読解力の上に豊かな表現力を身に付けられれば、正確でしかも「刺さる」翻訳文を作ることができ、最終的にはクライアントの満足に繋がるはずです。

もう少ししたら公開形式で再度開催してみようと思っていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください! それでは!! REXでした。

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