所報「たまじむ」を読む。#84
言語能力の育成について
東京都多摩教育事務所や所報「たまじむ」については、以前、紹介させていただきましたので、御覧ください。↓↓↓↓
言語能力の確実な育成へ向けたポイント
① 言語能力を構成する資質・能力が働く過程
認識→思考では、テクスト(情報)を構造と内容を把握し、精査・解釈し、考えを形成する力が働く。また、思考⇔表現では、表現する内容等を検討しながら、考えを形成・深化させ、文章や発話によって表現する力やよりよい表現にするために、文章を 推敲したり発話を調整したりする力が働く。
さらに表現➝認識では、それぞれがつながり、循環的に繰り返されると述べられている。
② 国語科を要とした発達の段階に応じた言語能力の育成
各教科等において、言語能力を支える語彙の段階的な獲得も含めて国語科を参考にする。
③ 各教科等の特質に応じた言語活動の充実
小学校理科を取り上げ、観察、実験の結果を整理し、考察する学習活動を挙げている。
技術・家庭科における言語活動の充実
私の疑問???
言語能力の向上は、子供の学びの質の向上や資質・能力の育成の在り方に関わる重要な課題として受け止め、重視していくことが求められており、技術科においても例外ではない。技術科における言語活動を充実させていかなければならない。
現状では、中学校学習指導要領解説技技術家庭編で示すように、技術・家庭科の特質を踏まえると,設計図やものづくりに関する概念などを用いて考えたり,説明したりすることが考えられると述べている。
そこで、そもそも本当に設計図がかけたり、ものづくりに関する概念の説明ができることが、技術科にとって各教科の特質に応じた言語活動なんだろうか。もっと技術科だからこそできる資質・能力としての言語活動の確実な育成があるのではないだろうか。さらに、設計がかけたから、ものづくりに関する概念を説明できることが、人としてどのような言語能力が向上し、ウェルビーイングになるのだろうか。ここが知りたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?