【徹底解説】ユビキタスネットワークとは
こんにちは、テクナドです。
最近は毎日合間を縫って執筆活動を続けていますが、毎日投稿というのは大変なものだとしみじみ感じております。YouTubeだとかTikTokだとか毎日のように見れるのはその裏にある努力があるのですね。本稿ではそんな『いつでもどこでも』の裏側をテーマとした面白い記事を書いていきたいと思います!
本記事でフォーカスするのは『ユビキタス・ネットワーク』…!!
といわれましても何ぞやという方が多いと思いますので【徹底解説】シリーズとしてご説明いたしますのでまずは定義から確認していきましょう。
『ユビキタスネットワーク』とは
ユビキタス・ネットワーク(英:ubiquitous network:)は「ubiquitous」:【普遍的な】つまりは「時間」や「場所」や「人」を選ばず、意識することなく溶け込んでいる状態そのものと「network」【網】を組み合わせて出来た言葉です。私たちの身の回りのほとんどあらゆるものに埋め込まれた無数のコンピューティング・デバイス、それらを相互接続するプラットフォームとネットワーク、そして利用可能な情報を利用し行動するユーザー・デバイスから構成される。
もっと簡単に言えば、「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」につながることにより、様々なサービスを提供可能なネットワークのことです。
我々に身近なもので言えば、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサー(車両管理、パイプライン部品、照明システム、家電製品など)があげられます。
コンピュータの世界では、マイクロコンピュータの小型化。性能向上の発展により、今やほぼすべての電子機器が相互接続され、常に通信可能な『ユビキタスコンピューティング』の時代が訪れています。いつ、どこで、誰とでもスマートフォン一台、ゲームデバイス一台で友人、知り合いと連絡が取れて遊べますよね。
生活の中の実例として、交通系ICカードの『Suica』や、金融サービスで言えばプリペイド型電子マネーサービス『楽天Edy』などが挙げられます。最近はインターネットと繋がっている冷蔵庫、洗濯機や炊飯器などのスマート家電なるものもありますね。
こういった現代の社会経済に必須のユビキタスネットワーク(コンピューティング)は、単に支払いや、改札などを簡便化するだけでなく、新たな潮流をもたらす技術として注目を浴びています。
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『ユビキタスネットワーク』の課題
安心・安全の確保が最大の課題
ユビキタスネットワーク社会は、業務の効率化や新たなビジネスの創出により、我が国の産業全体に更なる活力を生み出す。また、少子化・高齢化が進む我が国において、地域再生がもたらされ、便利で安全・安心な暮らしを実現するなど国民生活にも豊かさをもたらす。他方、大量の情報が流通することとなるため、現在以上に情報セキュリティやプライバシーの確保が求められるなど社会全体で取り組むべき課題も多く存在する。
利用環境の制限
まず、「いつでも、どこからでも利用できる」というユビキタス・ネットワークの利用シーンについて、幾つかの極端な例を見てみたい。極端な例とは、「中央集権管理」モデル(=C/S方式)と「分散管理」モデル(=PtoP方式)である。
ある人が1つの報告書を書いている最中としよう。場所は会社と自宅の両方で作業を行っている。
①完全な中央管理モデルの場合
どこから作業を行っても、完全に1つのファイル上で章を書き下ろしたり修正を加えたりすることになる。最もピュアな中央管理モデルの場合、このファイルはASPのような中央サーバで管理されていて、この人はそのファイルにアクセスして作業をすることになるので、ファイルは常に最新の更新状況になっている。しかしこのモデルの場合、回線が接続されていないと作業が一切できなくなってしまう点にも留意する必要があり、また、通常のデスクトップでの作業環境と同様の操作性能を確保するには「ブロードバンド」環境を利用する必要がある。これはネットワーク事業者が好むシナリオだ。
②完全な分散管理モデルの場合
中央サーバがないために、会社のPCと自宅のPCそれぞれに別個のファイルが置かれることになる。この場合、別々の場所で作業をするとファイル内容が分岐していってしまうため、変更を加えるたびにそのファイルを別の場所に送付するか、メディア等で常時持参する必要が出てくる。ファイルのバージョン管理という面倒な作業が出てくるので、複数メンバーで作業を行う場合は、今回想定している場面以上に複雑な状況を招くことになる。しかしファイルが分散しているため、個人の作業は回線がオフラインでも完結できるので、一時的な回線障害の際でもそれほどの支障はない。
他にも、ノートPCをいつも持ち歩いて、会社へ行けば会社のLANに接続し、自宅へ帰れば回線に接続し、外出中には携帯で接続するという利用方法もあろう。この場合はノートPCのみにファイルが入っているので、端末機器が故障した時や紛失した場合の損失が甚大だろう。オンライン・ストレージ等へのデータ・バックアップが欠かせない。
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『ユビキタスネットワーク』の展望
『ユビキタスネットワーク』の発展は、携帯電話によるインターネットや非接触型ICカードの開発から始まり、今では5Gやクラウドコンピューティング技術の大規模開発により現代の社会経済の多様化、高性能化が進んできた。現在は、IoT、人工知能による自動化がなされている。2016年委内閣府が提唱した「Society 5.0」のキーワードになっているのがIoT、人工知能、ビッグデータ、であるが、今後『ユビキタスネットワーク』がAIと繋がる『ユビキタスAIネットワーク』になってくると予想される。
最終的にはAIと人間が共存し、人間社会のあらゆる場所でシームレスに連携していくという、まるでドラえもんのような世界が訪れると予想している。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?長々と説明してきましたが、想像しずらいかもしれませんが、そんなに難しく考える必要はありません。誰もが時間、場所に関係なく手軽に使えることを、ユビキタスは目指しています。今後『ユビキタスネットワーク』という言葉を聞いたときは、「そこら中にコンピューターが転がっていて、それらはすべてネットワークで繋がっているんだ~」と考えてみてください。
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