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【ゴーストトリックの思い出】雑記.20210603

・『ゴーストトリック』というゲームがある。DS用ソフトとしてカプコンから発売された。シナリオは巧舟氏。逆転裁判シリーズでお馴染みの人物だ。このゲームを最初に目にしたのは、昔Wiiで見ることのできた「みんなのニンテンドーチャンネル」の中でだった。紹介映像からしてめちゃくちゃにセンスが良かった。当時まだまだ小さかった僕でも「センスが良い」と感じたぐらい。

・逆転裁判シリーズが好きな姉に教えたらすごく食いついて、結局姉が買った。しばらく僕はやらなかったけど、やってみたら、まあハマった。

・今振り返ると何もかもが完璧なゲームだったなと思う。まずゲームシステムが良い。主人公はもうすでに死んでいて魂と化しているのだが、その魂を様々なモノに取り憑かせ、動かすことができる。これを使って、これまた主人公の能力である「人の死の4分前に何度でも戻ることができる」というのを駆使し、人々の死の運命を変えていく。上手く説明しづらいが、つまりリアルタイム性のある謎解きアクションだ。これがまあよくできているし、パズルアクションがストーリーないし人の行動に関わっていくというのも他になくて斬新だ。そのストーリーも完成度が高い。さすが逆転裁判の人というか、本筋の面白さもキャラの魅力もミステリー的な仕掛けも申し分ない。プレイした当時は小学生だったと思うが、今でも割と覚えている。正直その頃読んだ小説とかは結構忘れていたりするのに、これは結構なことかもしれない。

・音楽も良い。こちらも逆転裁判と同じ人、杉森雅和氏が手がけている。言われてみれば似通った雰囲気の曲もあるけど、基本的に「死」をテーマとしたゲームの世界観に合わせた冷たい雰囲気でまとまっていて、同じ人が作ったとはあんまり思えない。メインテーマ等も勿論良いが、結構終盤で流れる『爪痕(TRAUMA)』がかなり好き。

・グラフィックも他にない雰囲気を持っている。うろ覚えだが、3Dモデルをドット絵に起こしているらしい。これ、『A Short Hike』というPCゲームでも使われてて、こっちもすごい良いんだよな。広まる前にこの手法を上手く使って何かやってやりたい。

・キャラデザもすげー好き。こういうパキッとしたキャラデザって、なんか少数派じゃない?おそらくカートゥーン的な文脈が元のものだと思うけど。『プロメア』とかのTrigger作品は雰囲気近いかも。ヒロアカとかソウルイーター、ダンガンロンパシリーズも多少そうか?やってないけど『すばらしきこのせかい』とかそうなのかな。あれ、絶対好きなのでやりたい。

・そんな神ゲー(だったと記憶している)だが、なんとiOS版が最近最新OSに対応した。僕はやったのがあまりにも昔すぎて忘れてしまったのもあるし、買ってみようかなと思う。2000円だし。

・みんなもやってくれ〜〜〜

・あまりにも最近絵を描いていなかったのでリハビリを兼ねて登場人物のカノンを描いた。サムネがそれ。あまりにも捻りのないポーズなのはリハビリだからです。自覚はある。原作を睨みつつ似せようと意識したら3年前ぐらいの絵に似てしまった。僕は無意識のうちに『ゴーストトリック』の絵にでかい影響を受けていたのかもしれない。

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