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警報カメラ設置工事テクニック<太陽光発電所>

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太陽光発電所に防犯カメラを付けるときのコツを伝授
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警報カメラ 設置までのチェックリスト

■出直しがないように現場作業までの確認 □インターネット(4Gルータ電波または光回線)通信手段確認 □オフィスまたは自宅で部材をつなぎ電源を入れてスマホで画像が映ることを確認(機器類に問題がないことをあらかじめ確認)  ルータ各ランプ点灯 PoE点灯 カメラ電源投入時点灯 □現場の電源100Vが来ていることはテスターで確認 □部材が長さ・種類全て揃っている(電線ケーブル/屋外用LANケーブル/金具) □PoEハブ~カメラの距離が100m以上の場合はExtendに

防犯カメラ、IT機器の通信不能事例(太陽光発電所)

カメラや遠隔監視装置が「オフライン」通信不能状態になる場合、ACアダプタや、通信機器どうしが干渉しあっているケースが多々あります。 電源OFF/ON,またはLANケーブル抜き差しで解消する場合がありますが都度都度訪問は厄介です。 現場からわかる人に指示をあおぐのが良策ですが、 自己解決したい場合は下記参考ください 狭いボックスに詰め込んでいたり、機器類を転がしでごちゃごちゃしいていませんか。 まずは現場で切り分け 警報カメラは電源が入っていれば、人物やクルマを検知してサ

警報カメラを設置する前に犯行の流れを理解する(計画編)

泥棒の立場で盗難の流れ発電所(ターゲット)を見つける(外から・下見) 作戦を練る 安全確認 侵入する 犯行ポイント探す ケーブルをカットする 引っ張る/集める クルマまで運ぶ クルマに積む(逃げる) コンビニでタバコ吸う/コーヒー飲む 産廃屋に売る→お金が入る どの段階で阻止するのか、カメラの位置や警報のチューニングである程度狙いどうりに撃退できます。 下は同じ発電所の2台のカメラ動画です。12月に連系、1月に侵入されました。 ■1.ターゲットを見つ

太陽光発電所の警報カメラ/防犯カメラの位置と高さ、画角について

発電所にカメラを付ける場合、費用の都合で既存の「引込柱」または「門柱」「エンクロージャ」「キュービクル」に付けることが多い。 理想の位置に設置できない場合も下記参照して”映しかた”を工夫して欲しい。 ■位置の理想 2.8㎜/4MPのカメラの場合 (DS-2CD2047G2-LU/SL) 高さ2.5m~4mで5〜6m以内の距離なら犯人の特徴が夜間でもつかめる ■空は映さないこと(逆光になりがち) 記録用MicroSDは2~3年で交換する(高すぎると交換しにくい) 警報

太陽光発電所のセキュリティカメラは何台必要か?

太陽光発電所の銅線盗難事件が、全国に広がりつつある感じがします。 「そろそろウチも(カメラ設置)」と考えておられるかたもいらっしゃるかと思います。 テックマツモトも、警報機能付きカメラをどこにどう付けたらいい? 何台必要? という問い合わせを受けます。 野立ての太陽光発電所は地形も環境も様々なので、正直「現場も見てないのに知らんがな」というところですが、傾向としては『2台以上あればいいかも』と言ったところです。テックマツモトへ相談前にあらかじめ下記検討ください。 警報カメラ

”パノラマタイプ”警報カメラの紹介

下記2つの映像を見比べてください。 同じ位置から発電所を映した標準の警報カメラとパノラマ二眼タイプの警報カメラ映像です。パメラ~パネルまでの離隔は共に5m程度です。 ■パノラマタイプは標準のカメラ2~3台分の広範囲がカバーできるというメリットがあります。配線も1本で済むので工事も材料費も節約できます。 発電所の土地が直方体なら角に設置することでカメラを切り替えることもなく両方向の道路/フェンス沿いも見渡すことができます。 ■機能 夜間でもカラー映像と検知&警報性能は、従来

導入するカメラの用途によって監視対象が違う

警報カメラと従来のカメラとの目的や機能について比較してみました。 2020年頃までは、太陽光発電所に設置されるカメラはパワコンの遠隔監視装置のオプションであったり、カメラ数台+レコーダーで構成されるインターネット接続しないタイプのものが見られました。 銅線盗難が多発するようになり、「盗難対策」が必要とされ、メガソーラーではセキュリティ会社のシステムの導入の一貫で高価な防犯システムの1策としてカメラの導入が進みました。 警報機能付きカメラでは、侵入口/盗難対象になるケーブ