見出し画像

起業をしたら、法人カードを作ろう

今日は法人カードの話をしたいと思います。起業をして初期の頃は、社長が現金または個人のクレジットカードを使って立て替えることが多いです。一方で会社の経費をすべて立て替えてしまうと、精算が非常に煩雑になります。特に毎月支払いが発生するようなサブスクリプションサービスは、法人のクレジットカード払いにするほうが良いでしょう。ではどの法人カードを作るのがいいのかについて、個人的な考えをお話ししたいと思います

そもそも法人カードって?

法人カードは個人のカードと何が違うか、それは事業決済に使われる前提であることです。例えば毎月かかるSaaSサービスの利用料であったり、消耗品の購入、その他様々な経費に利用されます。特に法人カードの利用額は法人口座から支払いされますので、建て替え精算のような煩雑な作業が発生しません。また、法人カードは複数作れますので、重要な社員に持たせることも可能です

どの法人カードを作るべきか

起業当初はクレジットカードを作ることができればなんでも良いと思いますが、私は海外出張にいく場合にラウンジが使えるよう、プライオリティ・パスが付帯されているカードにしようと考え、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードを作りたいなと思っていました。しかしまだ会社が小さい頃は決済する金額も小さいこと、さらに個人的にアメックスを利用しておらず、実績もないことから、まずはコバルトで実績を積み、いつか切り替えられたらいいなという気持ちで、コバルトを選択しました。その後実績を積み、現在はセゾンプラチナカードに切り替えています。一方で初期に銀行経由で作成したJCBカードは何年経っても利用枠が上がらなかったので、いくつか法人カードを作って、利便性の高いカードを残していく方法が良いのではと思います

法人カードの落とし穴

これは実体験なのですが、法人カードと言えど、契約者は経営者であることを思い知らされた例です。私は家を購入するときにフラット35にしたのですが、その時の審査でどう考えても年収の1/3以上の負債を持っていなかったのですが、銀行の担当者から「他に負債があるとフラット35の担当者が言っています」と言われ、いろいろ調べた結果、法人カードの利用額が個人の利用額として見られているということがわかりました。個人は個人、法人は法人だろうと思ったのですが、そこはフラット35のルールらしく、結局は一括で法人カードの負債をきれいにして事なきを得ました。もし家などの大きなローンを組む場合はお気をつけください

まとめ


創業当初より法人カードを使ってきて、7年が経ち、利用枠も大きくなってきました。少し大きな買い物や、税金の支払いにも利用できます。クレジットカードも銀行の利用も実績を積み上げることが重要なので、創業当初から法人カードを作って決済していくことをおすすめします

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?