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Elon Musk(イーロンマスク)は何を、どう考えているのか?

マサチューセッツ工科大学の科学研究員で起業家のLex Fridman (レックス フリードマン)Youtubeチャンネルで、Elon Musk(イーロンマスク)のモノづくりに関する思考方法に関する動画を見つけたので、まとめてみました。

How Elon Musk solves problems: First principles thinking explained
イーロンマスクが行う、問題解決的思考とは? 〜第一原理を利用した考え方について〜

Tesla や、Space X、などエンジニアとしても斬新でかつデザイン性を持った製品をつくりだしているイーロンですが、そういったアイデアはどのようにして生まれているのか?面白い答えがたくさん出てきました。

物理からものを考えろ。(第一原理を利用した物の開発思考)

イーロンは最初に何かものを開発をするときは物理からものを考えるそうです。
物理的に存在が不可能なものはどうやっても作ることはできない。また、第一原理(近似や経験的なパラメータ等を含まない最も根本となる基本法則)は常に正しくエンジニアリングだけでなく、人生においても様々な面で大切だと言っている。
新しい製品を作ろうと思ったとき、そのアイデアがエネルギー保存の法則や運動量に逆らっているかいないかの質問を投げ、逆らってしまう部分があるときは成功しないという。

とっても難しいことを言っているように聞こえますが、要約すると、物理的に存在できないものは存在できないということだそうだ。

なぜその物を作るのが高価なのか考えよ。

物理的に考えて、その製品が存在することができるなら、次のステップは、作る過程だそう。そして、そこで考えるのが、製品を作る過程のどの部分でお金がかかっているかを考えるそう。
そのものを作るにあたっての過程で部品や過程で高価になってしまう部分を考えたとき、「部品の減量に限りがあって高価なのか?」それとも「ばかげた効率によって人件費や無駄な価値がかかってしまっているのか?」を考えるそうだ。
そして、その部品が高価な場合は根源的により安価でできるものを探すそうだ。

第一原理を利用した原価の下げ方知的財産を生み出せ

以上のことを踏まえて、産業・工業ができるようになったとき、知的財産を産むことができると言っている。
さらに、その製品の減量や製作費用を経済的に長期持続できるようになると成功だという。凡人は何かものを作るとき普通じみたツールや部品、製造方法に頼りがちで、普通の製品しか作れないという。

本当に特殊な考え方をする方ですね。。。

まとめ

イーロンマスクのものづくりに関する考え方でしたが、どうだったでしょうか?
ビジネスマンとしての印象も強い彼ですが、ものづくりに関しては、第一原理的思考や、エネルギー保存の法則や運動量など科学的に根本的なことをたくさん考えているようです。
最近は失った資産額が史上最大でギネスに載ったり、難病の社員を解雇しようとし、批判されているなど、ネガティブなニュースが続きますが、この動画では彼の思考方法がとても特殊なのが伺えました。

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