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ヘルステック企業のオンラインマネジメント方法

 ㈱TechDoctor代表の湊です。今日は、オンラインで組織づくりをして一緒に仕事することが当たり前な世の中になりつつある今、リソースが限られているスタートアップで大切にしているマインドセットや工夫していることをまとめてみました。


人を雇うことは、”人生の貴重な時間を預かること”

TechDoctorにおいて、スタートアップの採用は、「選んでもらう」立場にあると思っています。そして、社員の人生の貴重な時間を預かる立場だとも思います。

もしかすると他のことをやっていたほうがいいかもしれないなかで、人は仕事に専念します。起きてる時間の半分以上の時間になります。だから、人生をかける価値のある仕事を自分自身もしたいと思っていたりします。
働く人に人生をかける価値を見出してもらうために、TechDoctorでは働く人達(メンバー)の興味をどう”引っ張るか”を大事にしています。

なぜ働く人の興味が大切なのか

起業前からwell-beingをテーマに医学部の研究に携わるなかで、色々な企業の方に話を伺っていましたが、面白いことに、会社によって働いている人の表情が全然違っていました。雇用契約で縛っているだけではだめで、ひとつは応援されていることと、興味を持っていることがポイントだと知り、それから働く人の興味というのを意識するようになりました。
バリューであるつながりのレシピに「遊ぶようにやっていこう」を入れたのもそれが理由のひとつです。

TD流マネジメント①「興味の引っ張り方」

これまで、組織のなかでいろいろな仕事をしつつリアルで会わない人もたくさんいるなかで、情報をフラットにしようと、Slackに私が呟くチャンネルをつくりましたが、そもそも興味がなければ見ない人もいました。
そこで体験型を考え、4月から検証をカルチャーにする試みを始めました。常時社内で複数のプロジェクトが同時に走っており、検証結果をシェアしつつ、検証結果を取り入れたプログラムを体験できるようにしています。

検証用の体験用Slackのワークスペースを専用につくり、fitbitを渡してどんなデータや画面が見えるのか体験できるようにしました。採用前の人にも経験してもらっています。

ゆくゆくはエンジニアとして応募して下さる方にも採用前に体験していただけるようにしていきたいと思っています。検証したものをすぐにシェアする体験できるというのを当たり前にしていくつもりです。

TD流マネジメント②「雑談も大切に」

もちろん、直接的なコミュニケーション機会も重要で、インターンも含めほぼ全員と1on1を隔週などで行うようにしています。オンラインが多くなり、気づかないうちに雑になりがちですが、ひとりひとりの取組みの評価が大切で、個々人が思いを持ってやっていることをふりかえって進捗を追うようにしています。
それとともに、雑談も同じぐらい重要です。私自身、自ら率先して雑談チャンネルでしょうもない話をするようにしています(笑)。

また、オフィスでは3時ぐらいにティータイムを設けておやつ買ってきて話す時間を設けています。ただ、リモート組は手薄になりがちなため、ずっと解放しておけるオンラインプレイスをつくって、リモートワーク中いつでも声かけられるような環境づくりも今後検討しています。

TD流マネジメント③「無駄の価値を大切にする」

そして、オフィスに出社していたときより、何のためにやるのか意識する必要があると感じます。プライシングのmtgで、価値のあるものをつくったから対価をもらうべきだという意見と、まずは使ってもらえる人を増やしたほうがいいという意見に分かれました。

どちらも間違いではありませんが、どういう価値を世の中に出すかということが触れられずに議論が進んでいる状況に課題を感じました。出社が当たり前のときは、定期的に合宿をすればよかったのですが、リモートワーク中心の今は、日常的にビジョンの話を代表が無駄にすることが重要だと思ってます。

効率性を意識しがちですが、非効率なことのなかで生まれるかけがえのないものがあります。「良い無駄」がもっとあるんじゃないかと思って探すようにしています。

データで思いやりを持って繋がれる

検証は、パワフルなものだと感じます。社内でも分析して検証するなどして、それぞれが自分のことを気遣いながら頑張って生きてるのが、チーム内でもお互いに見えてきました。マネジメントに活かすこともでき、我々がやっているビジョンが実現できると改めて感じました。
SNSは繋がりを生みましたが、いい話しかできません。私は、「いい話」だけでできている繋がりに違和感があります。

繋がりには思いやりが必要なのではないかと思います。ただ頑張って生きてるということが見えて思いやることができ、温かな繋がりができていくのだとそう思っています。データでリアルな生き様が伝わり、思いやりで繋がれる社会が実現できると信じています。

テックドクターでは、検証を中心にいろいろなトライをしていますので少しでも興味を持っていただけたら何でもお気軽にご相談いただけたらと思っています。


 弊社ではウェアラブルデバイスのデータを活用した様々な取り組みや研究を行っています。ご興味ある方は是非お気軽にご連絡下さい。
TechDoctor株式会社:https://www.technology-doctor.com/






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