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総額50万円!!大分県の地域課題をハックする1ヶ月 - OITA HACK MONTH 2022受賞者が決定

地域課題解決型シビックテックプログラムTECHCYPHER(テックサイファー)の一環として開催されていた、大分県の地域課題をハックする1ヶ月OITA HACK MONTH 2022が開催され受賞者が決定しましたのでお知らせいたします。

グレイトグランプリ賞 - 20万円(1チーム)

チーム名:#保育園スムーズに入園できた大分生きろ

ご自身が体験された保育園の入園から卒園までの様々な何度も繰り返される手続きなどのわずらわしさを解消する為に、IT・DXの視点からアイディアをプレゼンいただき、最も優れた賞として受賞されました。
保育園・小学校・中学校の基本情報や特徴、入園可能枠のデータベース化や、それに基づいた申込・継続・変更手続きの簡素化などのモデルを図を用いて丁寧に説明されており、且つ実現されればとても有益なシステムであったことが決め手となりました。
また、ご本人が実際に動かれた結果、様々な機関にたらい回しにされた経緯があるなど、実体験を加味した上でのプレゼンテーションにリアリティがあったことも決め手です。
実現のハードルはもちろん高いのですが…、とても大切なことであり、オープンデータ化を行政としても進めるべきですし、まさに官民共同で行う事業だと思います。是非、一緒にチャレンジさせてもらえましたら幸いです。

審査員からのコメント

  • 使用しているのがイメージしやすかったです。

  • 実体験にもとづく提案で説得力がありました。

  • 子育て中の我が身として、とても良いと思いました

  • 基本は公立に行ったりなど、園や小学校の選択をしている方は少数なのではないかと感じましたがどうでしょう?また、視察しに行ったり、親の口コミだけでは情報少ない状況のかなと。確かにこの学校がいいという場所があれば、移住には有効な情報になるのかなとも思いました。

グッドアイディア賞 - 10万円(1チーム)

今回は、該当者なしとなりました、ご了承ください。

グッドプロトタイプ賞 - 10万円(1チーム)

チーム名:ホコロビ

誰もが身近な困りごとから政策作りに参加できるようにしたいという想いで発案されたこのサービス。大分に暮らすみんなの顔がほころぶために新しい解決方法をお届けにきましたというキャッチコピーの通り、笑顔でほころぶという言葉と、Hoko-lobbyという語源からわかるとおり、ロビー活動を思わせるような素敵なネーミングでした。
サービス内容としては大分県内の様々な政策についてユーザーの賛否を募集し、その声を議員や行政に届けるというもの。とてもよく課題を探求されていることがプレゼンから伺い知ることができ、それがプロトタイプ開発に反映されていたことが高評価につながりました。
もちろん類似サービスが存在はしますが、ノーコーディングツールGlideを活用し、誰でも想いがあれば企画立案からプロトタイプまで作成し地域を良くすることができる可能性があることを示してくれてシビックテックを体現したようなアイディアだったように思います。

審査員からのコメント

  • 地域課題の定義は共感できます。すでに同様のプラットフォームがあるので、フルスクラッチではなく実現は可能性が高そうです。

  • Civictechを体現したようなサービスだと思いました。

  • 要望に対して公金を使って公務員や議員が施策を実行するのはかなり大変だと思うので、クラファンや投げ銭などでカバーできるといいなと思いました。

  • 課題感などはわかります。実際に実現するにあたり、プロダクトとしての適切さや、議員がちゃんと返事するのかが疑問だったりしました。使うのがどっちもめんどくさいとかにならないのかなと感じました。

グッドチャレンジ賞 - 5万円(2チーム)

※1チームのみ選出、1チーム該当なし

チーム名:イダイ

大分県の救急医療現場の課題や現実をしっかりと深掘りした上での提案であり、地域課題としての重要性をしっかりとアピールしたアイディアでした。救急時においての受け入れ先の問題は全国で起こっている地域課題ですが、地方になればなるほど対応できる病院数や空きベット数は限られてきます。その中においてリアルタイムデータが存在しない為、それを明確にすることでより多くの命を救う可能性を上げられる可能性があるというものです。
イベント後に行政にて調べたところ、実は仕組みとしては既にあるのですが現場としてうまく活用されていないという課題も浮き彫りになり、行政内の問題提起にもつながっています。
チーム名からわかるとおり医大生からの提案でしたが、学生としてのチャレンジ的な視点だけでなく、現場の目線をきちんともっており、且つ既存の医療現場をただ批判するわけでなく医療従事者に対してのリスペクトがあるからこその提案という想いが感じられ、チャレンジ賞とさせて頂きました。今後に期待いたします。

審査員からのコメント

  • 地域課題への効果は大きいと感じた、病院ごとのリアルタイムデータの整備がカギ。どう実現するかの提案も欲しかった。

  • たらい回しによって命を失われた方を知っているので、とても良いサービスだと感じました。公金を使って実現させて欲しいと思える事業でした。

  • 課題がありそうで、命に関わることで、重要なものだと思います。一方でオペレーションが難しいかもと感じました。命を守るものにお金をかけてもいいなと思うので、プロダクトを磨いて欲しいと感じます。

エントリー参加賞 - amazonギフトカード1000円(全チーム)

たくさんの皆様からのエントリー誠に感謝いたします。エントリー参加賞として皆様にamazonギフトカード1000円分をメールにてお送りいたします。


最後に - 地域課題は自ら解決することができる

今回受賞された方や、参加された方は、皆さんがIT関連従事者というわけではありません。上記受賞者の内、1チームはIT関連従事者でしたが、1チームは学生、もう1チームは今学校に通ってITを学んでらっしゃる方でした。つまりITを活用して何かを行うことは、特別な誰かのものではなく、皆さんにできる可能性があることはおわかり頂けたかなと思います。

今回シビックテックプログラムTECHCYPHERでは、短いプログラムではありましたが、どのように課題抽出を行い、アイディア立案をし、プロトタイプをつくってプレゼンをするかというところを行いました。必ずしも完成品である必要はなく、言葉や視覚を用いて説明することで人はよりイメージしやすくなります。

これから、ご参加いただきました皆様のアイディアの事業化に向けてチャレンジしていきます。皆様のチャレンジと共に行政もチャレンジする。本事業が、一方通行の関係性でなく、行政と民間が共により良い地域をつくることができる未来のキッカケの1つになることを願いながら、これからもチャレンジをしていきます。


受賞者の皆様へ

事務局より別途メールにてお知らせいたします。なお、受賞者の方には、オンライン/オフラインご面談の上、今後について別途お話をさせて頂けますと幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。


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