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ChatGPTでビジネス戦略を考える:初心者向けガイド(Part 1)

初めまして、ChatGPTというAI言語モデルをビジネスでどのように活用できるかを解説していきます。特にITに詳しくない方でも、ビジネス戦略の一環としてどう活用できるかをわかりやすく説明していきます。

はじめに:ChatGPTって何?

ChatGPTはOpenAIによって開発された高度な言語モデル(AI)です。テキストベースで質問に答えたり、アイデアを出したりできます。

ChatGPTのビジネスへの応用:無限の可能性

ChatGPTはその汎用性から、多くのビジネス分野で活用できます。マーケティング、製品開発、コンサルティング、といった幅広い分野で利用されています。

サンプルケース:観光ビジネスの新規事業案を出してもらった

一例として、地方都市の観光関連事業者を対象とした新規事業案をChatGPTに生成してもらいました。粗はありますけど、うまくいけば(※)数分程度で、このような議論のたたき台となるアイデアを作ってくれます。
※質問の仕方(プロンプト)の工夫などについては次回(Part 2)以降に順次説明していきます。
※このサンプル回答は、有料版(ChatGPT 4 Plus)を使って生成しました。

1 地域資源の有効活用による新観光スポットの開発
GIS(地理情報システム)を用いて地域資源をマッピングし、新規スポットの開発ポテンシャルを評価。


2 データ解析を用いた観光需要の予測
AIによる時系列解析で観光需要を予測し、リソースの効率的な配分を行う。


3 オンラインプラットフォームでの集客戦略
ターゲットマーケティングを効果的に行うためのデータ解析とAIによるパーソナライゼーション。


4 体験型ツアーの開発
AR技術を使ってユーザーがスマホを通して地域の歴史や文化を体験できるようにする。


5 地元産品を活用したお土産の販売
AIを用いて消費者の購買履歴や嗜好に基づいておすすめの土産を提案。


6 イベントやフェスティバルの主催
イベント管理ソフトウェアを用いて、効率的なイベント計画と実施を行う。


7 SNSマーケティングの導入
AIによる自然言語処理を用いて、SNS上の口コミや評判を分析し、マーケティング戦略に反映。


8 エコツーリズムプランの開発
IoTセンサーを用いて自然環境のデータを収集し、持続可能なエコツーリズムプランを開発。


9 多言語対応の観光案内
AI翻訳サービスを組み込んで多言語に対応した観光案内を提供。


10 季節ごとのプロモーション戦略
データ解析を用いて季節ごとの旅行傾向を把握し、タイムリーなプロモーションを展開。


11 ローカルアーティストとのコラボレーション
オンラインギャラリーを作成し、ローカルアーティストの作品をデジタルで展示。


12 VR/ARを用いた観光体験
VRヘッドセットを用いて、実際に訪れる前に観光地を体験できるようにする。


13 グループ旅行者向けパッケージ
CRMシステムを用いて、グループ旅行者のニーズに合わせたカスタマイズされたパッケージを提供。


14 地域の歴史や文化を活かしたツアー
アプリを開発して地域の歴史や文化に関する情報を提供し、自由に探索できるようにする。


15 シニア向け観光プラン
AIによる健康監視システムを導入し、シニア向けに安全な観光プランを提供。


16 現地の食文化を紹介するフードツアー
モバイルアプリでレビューや評価を集め、AIが最適な食事スポットを提案。


17 観光施設のバリアフリー化
IoTデバイスを用いて施設の利便性を監視し、必要な改善を行う。


18 地元企業との提携によるコスト削減
ブロックチェーン技術を用いて、地元企業との取引を透明かつ効率的に行う。


19 オフシーズンの特別割引
AIによる価格最適化で、オフシーズンでも最大限の収益を上げる。


20 観光地でのワークショップやセミナー
オンラインプラットフォームを用いて、観光客が事前にワークショップやセミナーに参加できるようにする。


何がすごいの?ChatGPTの利点

  1. 時短:複数のアイデアを素早く出せます。

  2. 多角的:様々なビジネス視点でのアイデアを提供。

  3. 使いやすさ:専門的なスキルが不要。

誰でもできる:ChatGPTの使い方ステップバイステップ

ChatGPT:無料版とPlus(有料版)の違い

個人利用の場合(※)、ChatGPTは基本的に無料版(ChatGPT 3.5)と有料版(ChatGPT 4 Plus)の二つのバージョンがあります。ChatGPT 4 Plusはより高度な機能、プラグイン、データ解析ツールが利用できるプレミアムサービスです。
(※)2023年8月末に、法人向けのEnterpriseバージョンが追加されました。

アカウント作成

OpenAIのアカウントを持っていない人はアカウントを作成してください。

  1. https://openai.com/  にアクセスします。

  2. 右上のMenu(赤で囲っている部分)をクリックします。(ページの画面構成は変わる可能性があります)

3.開いたメニュー画面で、Get Started をクリックします。

4.以下のスクリーンショットのように、アカウント作成ページが開くので、メールアドレスもしくは、Google, Microsoft, Appleのアカウントと連携させる方法を選んで、指示に従ってください。

既にOpenAIアカウントを持っている、あるいは上の手順でアカウントを作成した人は、


1.ChatGPTにアクセス

https://chat.openai.com/ にアクセス
ログインしてください。

以下のスクリーンショットは有料版(ChatGPT 4 Plus)のものなので、無料版をお使いの人は表示されなかったり、グレーアウトして使えない部分もありますが、概ね以下のような画面が出てきたら初回アクセスは成功です。

2.目的に合わせた質問や指示を入力

入力フィールド(上のスクリンショット下側の赤枠部分)に質問や指示を打ち込む: 例えば、「新規観光ビジネスアイデアを教えて」といった具体的な質問や指示を入力します。

3.アイデアや解答を受け取る

解答の確認: 質問や指示に対するChatGPTの回答を確認します。この回答はビジネスプランの一環として使用したり、さらに詳細な質問をする基礎として活用できます。

課題もある:今後取り上げるテーマ(予定)

ChatGPTは多様なビジネスニーズに応えられる強力なツールですが、実際にビジネスに導入するにはいくつかの課題もあります。例えば、システム構築の知識や、AIと人間の協働方法など。
また、無料版(ChatGPT 3.5)と有料版(ChatGPT 4 Plus)には性能の違いがあります。

これらの課題をどう克服するかは、今後の連載で詳しく解説していきます。

まとめ:ChatGPTで広がるビジネスの世界

このステップバイステップのガイドを用いて、ChatGPTの基本的な使い方を理解し、ビジネスへの活用を始めてみてください。次回以降は、この使い方を基に、より高度なビジネス戦略へとつなげる方法について詳しく解説していきます。お楽しみに!


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