自分のアタマで考えよう
書名:自分のアタマで考えよう――知識にだまされない思考の技術
著者:ちきりん
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2020年6月7日
読了日:2011年10月29日
ページ数:264ページ
6月 :1冊目
年累計:16冊目
前回の書評が2月だから約4ヶ月ぶりです。
それまで読書から遠ざかっていました。
ちょうどコロナの感染が拡大したくらいからですね。
その後、3月からずっと在宅ワークが続いていて
読書の機会もたくさんあったのですが
夜間は株式取引、土日はNETFLIXを観たりしていて
読書の優先順位が下がっていました。
今月からは読書の時間も取っていこうと思います。
さて、久しぶりの読書はこちら。
初版が約9年前と古い本ですが、すごく良い本です。
Twitterでどなたかがアップされてたのが気になって
手に取ってみたのがきっかけです。
知識とは「過去の事実の積み重ね」であり
思考とは「未来に通用する論理の到達点」である。
これすごい重要です。
Googleで何でも調べられる世の中にあって
大事なのは”知識”よりも、思考する事だと感じています。
メディアなどで報道された事を知識として得たとしても
それに対して自分なりの考えを持てるかどうか。
一側面だけを見て判断していないか?
自分の判断軸は何か?
常に問い、考える事が大切である。
何かデータ、情報があった際に
なぜ?だから何なの?
この2つを自分自身で考える癖をつける。
普段、企業の決算書を見る際にも
なぜこの業績になったのか?だから
今後はどうなるのか?
こういう視点を持つ事は大切ですね。
決算書は紛れもないファクトです。
それに対して、どう分析するかは個々人にかかっています。
アナリストの予想と自分自身の予想が異なる事もあります。
それはあって当然の事でアナリストの予想を鵜呑みにしない。
これは大切です。
そうして考える際に有益な方法が紹介されていました。
構成要素に分解し、あらゆる組み合わせを考えよう
例えば、女性誌が掲げる「完璧な女性」
それを分解すると下記の図になる。
すごく面白い。
私は理系なので3bitの000〜111(8分類)だなと感じました。
「女」「母」「妻」…もちろん分解すれば
さらにあるのかもしれませんが、大枠はこの3つなのかなと思います。
人生のキャリアを考えると
女から妻になりそして母へという感じでしょうか。
さて、次は良きリーダーとは。
こちらも資質としてはこの3つなのかなと思います。
私自身は上司・会社の評価では「能力」「人間性」は
いつも高い評価もらいますが、志についてはやや欠ける。
そんな感じです。
情熱・パッションがそこに備わらないと
社会を変革できるリーダーにはなれないのかなとやっぱり思いました。
こちらはマトリックス表。
判断基準はシンプルにするとの事。
こうして2軸で考えると、他の要素も本当はあるけれども
優先する2つが残ります。
これはBBCが考案したプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)
にすごく似てるなぁって思いました。
「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」の有名なマトリックスです。
相性が合わない(問題児)だとしても
自分が歩み寄れば、いつかとっても合う!(花形)に
なるのかもしれないですね✨
でも、こうして見ると、やっぱり経済力って大事なんだなって思った。
男性としては相性は他人あっての事だから難しいけど
経済力は自分自身の努力次第で何とかなるから
がんばらねばですね。
データ・情報・知識があっても
その中から、何をピックアップしてどうやって整理して
分析するかは個々人によります。
この本にあるように、ポイントは何なのか?
シンプルに判断基準を設けて整理していく
すごく大切だし、プライベート、ビジネス
どちらにも通用する事ですね。
普段から心がけていた事ではありますが
改めて、こうした点を意識して仕事に臨んでいきたいなと思いました!
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