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カモメになったペンギン

書名:カモメになったペンギン
著者:ジョン・P・コッター
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2007年10月27日
読了日:2019年4月12日
ページ数:101ページ

初めての文喫にて

<ストーリー>

1匹のペンギンが自分たちが住む
氷山が崩壊すると知り、仲間に伝える
ところから物語が始まります。

寓話風な物語を通して組織改革を
学べる様になっていて非常に良書。

仕事や社会においてもいち早く危機や
問題点を把握する人がいる一方
なかなかそれが変わらない事が多い。
周りを巻き込んでどう変えていくか。

<登場人物>

・ルイス(党首)、アリス、フレッド、バディ、ジョーダン(教授)

<印象に残った事>

アリスの発言
「今直面している問題は、私たちを支えるものが
永遠にそのまま続くわけではないという事でしょう」

党首ペンギンの台詞
「たった一つのやり方で長い間暮らしていると
まったく新しい生き方を考えつくことが
なぜこれほど難しいのだろうか。」
「氷山は我々そのものではない。
今我々が住んでいるというだけの場所に過ぎない。」

会社も既存事業・立地に慣れすぎると
それ以外の事に目がいかないってある気がした。
重要なのは”外に目を向ける”って事かなと思った。

危機意識はあるけどなんとなく過ごしてしまう。
日常ではそうした事が多いけれども
それを実際行動に移して変えていく事が
やっぱり大切かなって思った!

<組織改革の8つのプロセス>


①危機意識を高める
 ・変革の必要性、重要性を理解

②変革推進チームを作る
 ・強力なチームが不可欠を認識する。
 ・チームに必要な要素
(リーダシップ、信頼性、コミュニケーション、専門的知識、分析力、危機意識)

③変革のビジョンと戦略を立てる
 ・どう変わるのか、実現するのかを明確にする

④変革のビジョンを周知徹底する
 ・多くの人の理解と賛同を得る。

⑤行動しやすい環境を整える
 ・障害を取り除き、ビジョンを実現したい人をサポートする

⑥短期的な成果を生む
 ・目に見える様な成果を早く

⑦さらに変革を進める
 ・加速させる。変革に次ぐ変革で手綱を緩めてはならない

⑧新しい文化を築く
 ・新たな行動様式が過去の古い因習に置き換わるまで持続させる。
(すぐ復元力が働くため)


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