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心理的安全性のつくりかた

書名:心理的安全性のつくりかた
著者:石井 遼介
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
発行日:2020年9月1日
読了日:2021年3月20日
ページ数:336ページ
付箋数:3
3月 :7冊目
年累計:21冊目

少し読みづらいです。
伝えたいことや言いたいことはわかるけど
文章の構成や作りが少し複雑かなぁ。

Googleの研究で心理的安全が高いチームは
パフォーマンスが良いことは証明されている。

心理的安全が高いから「ぬるい職場」「手を抜いても良い」
なんてことはないですが、バランスが難しいです。

私自身もチームやプロジェクトを率いていて
良く感じることですが、厳し過ぎてもダメ出し
ゆる過ぎてもダメなんです。

心理的安全が高い事で議論が活発になり
それぞれが考えてる事や思ってる事が
よりオープンになり良いアイデアがたくさん出て
物事が前に進んでいく
というのが理想ですが、なかなかそうはいかない。

心理的安全が高い職場は
「仕事の基準を高く設定」という事も重要です。
そうでないと、ゆるい職場になってしまう。

心理的安全を感じる時はどんな時か?

①話しやすさ
②助け合い
③挑戦
④新奇歓迎

これら4つの因子がある時です。

正直この中でも③の文化を醸成するのが
一番難しいかなって感じる。

心理的な安全があって、きっかけがあったとしても
「みかえり」がないとなかなか挑戦しません。

その「みかえり」の一番は報酬や評価ですが
年代によってはそれができない事や
あまり大きなみかえりと捉えられない場合がある。

言葉や表彰で評価をしたとしても
そこに価値を感じなければ、人は挑戦をしない。

その人が持つ気質も関係しているのかなと思います。

メンバーのスキルを育成する方法の
プロンプトというのは参考になった。
これは私の実体験と一致する。

プロンプト

強いプロンプト(失敗しにくいが手間が掛かる)
6:一緒にやる(営業同行)
5:手本を見せる(ロールプレイ)
4:マニュアル・図解(やり方はここに書いてある)
3:ステップ毎の指示(次は〜して)
2:問いかけ(次はどうする?)
1:ちょっとしたリマインド

弱いプロンプト(失敗しやすい、手間がかからない)

やっぱり理想は1〜2なんですよね。
新入社員は6でも良いと思うのですが
ベテラン社員になっても5〜6でないと
育成できない場合があるから困る…。

私は「1」のちょっとしたリマインドを
頻繁にしてます。ちょっとした事ですが時間もかからないし
頻繁にすると効果は大きいかなって思う。

1on1

普段実践してる事だけど、大きく3つ聞くのが良いよね。
1:良いニュースは?
2:悪いニュースは?
3:不安に思ってる事は?

2と3は良く聞く様にしてる。

正直、こうした取り組みをしても
なかなか組織は思う様に行かない事が多くて
この本に書かれてる事を実行できるか?というと
理論と実践は違うよなと思う部分もあり
自分なりの方法で考えていこうと思います。

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