Xテック「医療×IT」


そもそも医療業界が抱える課題、かつテクノロジーが解決に寄与できる課題は何か?

私は、生産性だと思う。

生産性とは、「得られた成果/かけた時間や労力」である。

・少子高齢化によって、医療需要が増加しているにもかかわらず、医師・看護師不足
・地方では十分な医療体制が整わない人は、わざわざ都会に出てくるという移動コストを払わなければならない。
・患者の情報が一括管理されておらず、いちいち情報を提出しなければならない。

等々、これらに共通しているものは生産性不足だと思う。

テクノロジーは、医療に必要なコストを下げる仕組みづくりによって、医療の生産性向上に寄与できると思う。


どう解決するか?
①病気を防ぐ➁病気を治す➂医療情報を繋げる、という3つの観点から見ていこうと思う。

〈医療にテクノロジーが関与する領域〉

①「防ぐ」
日本人の死因一位は生活習慣病6割。
ヘルステックにより誰もが気軽に生活習慣を変える。病気の予兆に気づく。
音や匂いによる早期認知症発見。AIによる高精度の画像診断でがん発見。etc

➁「治す」
再生医療×3Dプリンターで間接・皮膚を作成。
また、治すだけでなく、辛くないことも重要。針を刺さなくても血液検査で細胞までわかったり。ビックデータを活用して患者に合わせた最適な薬を投与。副作用で苦しむ人を減らす。

➂「情報を繋げる」
医療不十分国や地方でも遠隔で専門医の治療を受ける。医療にかかわる人や情報がつながる。病院予約アプリで待ち時間減らす、自宅への薬の宅配。病院間、更には国も連携することで一貫した医療サービス提供。

具体的にどんなテクノロジーが必要か?

〈医療の生産性を高めるテクノロジー〉

①「防ぐ」⇒メディカルIoT、ウェアラブル
今まで、通院時診察時以外に得られなかった患者の情報がリアルタイムで得られ、予防につなげられる。運動量・生活習慣把握、体の異変に気付く。
また健康維持にとどまらず、生活の質向上にも寄与。スリープテック、リストバンドなどで睡眠の質を図る。

➁「治す」⇒AIによる遺伝子解析
これまでみんなに同じく薬を投与していた。しかし、がんの薬は高額で副作用も強く苦しい。ビッグデータの解析技術の進歩で、膨大なデータが高速で解析可能になり、個人の遺伝子所法が大量に集まる。AIによって、遺伝子情報(人)と最適な薬をマッチング。遺伝子タイプに応じた個別化医療

➂「情報を繋げる」⇒遠隔診療
リモート診断、治験、電子カルテ、電子処方箋

以上。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?