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【Tech0の新たなロールモデル誕生! 】親友と呼べる仲間と出会い、スキル0から1年足らずで起業。

この受講者の声シリーズでは、Tech0を通じて何を得られるか、どんなコミュニティなのかをお伝えしていきたいと思います。
Tech0の授業では、Step2~Step3でチームを組んでアプリ開発に挑戦してもらいます。今回ご紹介するのは、カリキュラムの中で開発したケース面接対策アプリをサービスとして起業された今村さん、同じチームメンバーとして起業に関わり、現在もサポートを続けられている戸沢さんです。起業に至った経緯や、Tech0を受講して良かったことなどについてお伺いしました。

お話を聞かせて頂いた受講者の皆様

受講生の今村さん(左)と戸沢さん(右)

今村将人さん:Tech0 3期生。大手コンサル会社から独立し、現在は、株式会社ケース面接Questとコンサル会社の2社を立ち上げ、それぞれで代表を務める。
戸沢公哉さん:Tech0 3期生。専門商社勤務。半導体の市場を中心にアメリカと台湾へ営業や新規開拓を担当。



新たに挑戦したいという思いはあったが、
一歩を踏み出せずにいた

ーー Tech0受講のきっかけを教えてください。

今村さん:大学時代から起業したいという強い思いがあり、サラリーマン時代もその時々に出会った仲間と数々のビジネスアイディア出しをしていました。中には、『これ、いけるんじゃないか?』と期待感を持ったものも幾つかあったのですが、なかなかその価値を仲間やお客さんに伝えられなくて、ペーパーの限界を感じていたんです。そこを打破するにはモック*1などによる動きで見せるしかないなと。ただ、自分では作れないので、他のプログラミングスクールに1年間かけて通おうか真剣に考えて比較検討していました。
ちょうどその時期は結婚して子どもが生まれるという状況で二の足を踏んでいたのですが、ビジネススクールのコミュニティに受講生募集の案内が来ていてTech0のことを知りました。忙しい時期だったので受講は難しいだろうなと思いつつ、とりあえず説明会を申し込んでみたんです。
Tech0代表の濵田さんの熱いプレゼンを聞いて、心を動かされました。濵田さんも未だに覚えてくださってるそうですけど、説明会で『本当に3か月間でモックを作れるようになるんですか?』って質問したんです。その際の『作れます』と回答する濱田さんの眼差しを見て、この機会を絶対に逃してはいけないというセンサーが働き、受講を決めました。

戸沢さん:僕は上司からTech0の案内をもらいました。実は、上司が濵田さんとアメリカ駐在時からの知り合いでして、Tech0のコンセプトに共感して課員全員を受講させると決めたんです。
個人としては、商社に勤めている側面、多様なビジネス・機会に触れるための自己研鑽の一環として、資格の勉強をしたりビジネスアイディアを考えたりとしてはいたけど、なかなか一歩を踏み出せないでいました。社内でDXを進めるにしても、形のあるものを作って見せないことには話が停滞してしまいますし、このままでは堂々巡りだなと感じていたところだったので、思い切ってTech0に飛び込んでみました。

*1モック:モックアップ。Webサイトやアプリの試作品のこと。


Tech0の意図により
起業志向の高い人がチームに集まった

ーーアプリ開発のチームメンバーは、どのようにして決まったのですか?

今村さん:チームは運営側のマッチングによって決まるんですけど、僕たち3人のチームに関しては、濵田さんが恣意的に組んでくださったんです。『カリキュラムに必ずしも則り過ぎなくていい』『起業志向の高い人を集めたから好きなことやっていいよ』って言ってくださって(笑)。

戸沢さん:チーム開発がスタートするStep3直前のこの時期、業務も忙しいですし正直言うとTech0を辞めようと考えていたんです。いざ、組まれたメンバーを見てみたら、今村さんとAさんという3期生の中では発表等でもアグレッシブに成果を出して目立っている2人が居ると分かり、受講を続ける覚悟を決めました。同じ熱量を持っているメンバーが集まっていたので、ほんと、うまいことマッチングされたなと僕も思いましたね。


口頭ベースのアイディアに
モックが登場することで企画が一気に加速

ーーなぜこのアプリを企画されたのですか?

今村さん:この企画の発端は、当時、コンサル会社への転職活動をしていたAさんです。ケース面接対策に不満を感じていたようで、僕はコンサル会社へ勤務していた頃にケース面接の面接官をしたこともあったので、受験者の目線と面接官の目線、両方の目線からこういうものがあったらいいよねって話し合いました。
その時点ではまだイメージを話しているだけだったんですけど、ケース面接のことを全く知らない戸沢君が次の週に『こんなモックでいい?』って、作って来てくれて(笑)。僕らはそれを見て『そうそうそれ!』ってなって。一気に前に進んでいきましたね。

戸沢さん:議論が進んでいる中にモックが登場したらどうなるんだろうって、前から試してみたかったのと、2人の話に振り落とされたくないという思いからでした。すかした感じで出しましたけど、めちゃくちゃ時間かかりました(笑)。


モックで見せることにより
アプリの新たな価値に気付けた

ーー開発されたアプリ「ケース面接Quest」について教えてください?

今村さん:一番の特徴は、自主練習を発話形式で実施できることです。ケース面接対策は、ここ10~20年の間、変わらず書籍による自主練習と先輩・友人との壁打ち練習中心なんです。コンサル経験者に模擬面接を依頼すると、相場1時間1万円と高額なことから、利用する人はかなり限定的です。Aさんが感じたように、『本番の面接に向けてより万全な対策をしたいけど、良いサービスが見つからない』というペインを抱えた人は多いだろうと予測できました。
1対1で練習しようとすると1時間単位での費用になってしまうけど、アプリを介して録音したものへフィードバックするという形であれば、価格を下げられるんじゃないかと考えました。しかも書籍での対策だとただ文章を読むだけで、話す練習を一度もせずに面接に臨んでいる人が多いことも分かりました。
実は、発話型の自主練習アプリというのは世の中に今まで無かった概念なんですよ。録音というアイディアが戸沢君から出たとき、『いらないかなー』って内心思ってまして(笑)。でも、翌週に戸沢君が発話型のモックを作って来て、それを見たときに価値に気付きました。ケース面接の既成概念にとらわれていない戸沢君だからこそ考え出せたアイディアのおかげで、これまでこの業界に無かったアプローチにより、新たな価値提供ができているのではないかと考えています。

戸沢さん:この話は何回聞いても嬉しいです(笑)。素人のアイディアだったので、的から外れているかもな、と恐る恐るではありました。とりあえずモックという形にして見せたら、そこからまた今村君とAさんの2人の議論が加速し出して、嬉しかったです。


アプリができあがっていたので
起業へのハードルは低かった

ーー起業の経緯を教えてください。

今村さん:『ケース面接Quest』のアプリを開発し、ユーザーに試してもらうと『お金を払っても使いたい人はいると思う』『就職活動していた当時にこれがあったら良かったのに』などとフィードバックがあり、ニーズの高さを確認できました。既にアプリはもうできあがっていた訳ですから、投資やリスクといったハードルが無くて、『よし、起業するぞ!』という意気込みがあってというよりは、起業に向けて自然と進んでいきましたね。

戸沢さん:アプリができあがるとユーザーと接点を持てて、生の声を聞くことでブラッシュアップしていけて。これをそのまま売り出そうと決めて、チーム内で改めて話し合ったときに、家庭や仕事など様々な事情でメンバーから抜ける人が出ることも想定して、多少コストがかかっても法人化した方がいいってなりました。今回、起業というプロセスに関わることができ、対外的でありながらサポートできる立場となり、受講前は起業を目的にしていた自分がいたけど、手段でしかないし通過点だと思えるぐらいに変わりました。

今村さん:法人化するという結論に達したことからファイナンスの整理が発生し、そこには時間をかけて議論しました。起業するうえで大変だったことはそれぐらいでしょうか。かなり勢いよく進んでいったので、とにかく楽しくてしょうがなかったです。


家族の理解もあり起業へ
Tech0の新たなロールモデルに

―起業されて、Tech0の仲間やご家族の反応は?

戸沢さん:やっぱり『起業』というキーワードは強いですね。受講生の中には起業を目指している方もいたので、かなり特別視されました。濵田さんをはじめTech0を創設された方々も、僕らのようなチームが出てきたことをとても喜んでくれて。受講はタイムマネジメントが本当に大変でしたけど、Tech0のロールモデルの1つになれたようで報われました。
起業のサポートについて妻に相談したときは、挑戦を後押ししてくれました。もちろん、Tech0のカリキュラムに時間を取られるので、それが原因でだいぶ負担をかけたと思います。ただ、僕が頑張っている様子を見ていたことと、僕と今村君の息子が年齢も近くて、お互いの家族を会わせていたので妻も納得できたようです。

今村さん:戸沢君と家族ぐるみで仲良くなれたことが、家族の理解を得られた大きな一因ですね。Tech0の受講は中途半端な気持ちじゃなく本気でやっているので、家族にもそれは伝わるんだと思います。


起業できたのは、テクノロジーの支援と
親友と呼べる仲間との出会いがあったから

―Tech0で得たものとは?

戸沢さん:Tech0にはそれぞれの領域のプロがいますから、アプリ開発においてテクノロジーの支援は大きいです。質問があればTA(ティーチングアシスタント)さんなどに気軽に聞けますし。例えば、顧客に提供できる水準のサービスを開発するうえでのシステム構成、コストや工数などを相談しました。チャットやDMで『ここで悩んでます』って送って、オンライン会議で教えてもらったり、モクモク会*2では専門知識を持った人が常駐しているので質問したり。自分一人の力じゃ解決できないですし、もし独学でやっていて壁にぶつかったときに、教えてくれる人を各分野から集めて雇いながら答えに辿り着くとなると、数百万円はかかるだろうなって思いました。起業したい人にとってこのサポートは強いですよ。

今村さん:Tech0はPdM(プロダクトマネージャー)を育てることを主な目的にしているので、僕たちのように起業したい人はターゲットから少しずれてはいるのかもしれないですけど、カリキュラムがこうだから、全体のマスがこうだからじゃなくて、僕たちに合わせてその時その時で最善な支援を提供してくれたと思います。
そしてなんと言っても、戸沢君とAさんに出会えたことです。モックが作れるようになって、起業するということまでは受講前に想定していました。ただ、起業は過去に知り合っていた仲間とすると思っていたので、まさかTech0で知り合ったチームメンバーとこのような展開に発展するになるとは思っていませんでしたし、しかも30歳を超えてこんな親友ができて、一緒に熱くなれて!嬉しい誤算です。受講前に想定していた一番理想とする姿、それを超えられたのはTech0のおかげです。

戸沢さん:本当に、そうなんですよ!こんなにピッタリと合う人と出会えるものなんだなって。本当に努力してきている人たちがTech0には集まっているので、出会いたい人と出会う確率は自然と上がっているんだと思います。その中でも奇跡的な出会いだと思うので、10年後振り返ったときに今と同じ気持ちでいられるように、これからも頑張っていきたいです。

*2モクモク会:Tech0内のオンラインワークスペースにおいて、週2回ひたすらモクモクとプログラミング学習ができる機会。


ユーザーの声をもとに改善し続ける必要性
起業を通して日本の課題にも気付いた

―今後の展望について教えてください。


今村さん:正直言うと、アプリの方はまだまだ課題だらけです。今のサービスに足りていないところだったり、市場が求めている機能だったりのバージョンアップを日々進めています。Tech0の受講生から新しいサポートメンバーも加わって、昨夜も議論していました。現在はコミュニティ運営も試験的に開始しており、とにかくユーザーの皆さんに役立つサービスを作るべく、邁進しています。

戸沢さん:アプリを使ったお客さんからフィードバックをもらって、お客さんにとって本当に必要なものは何かを考えて改善する、そこに価値があるのだと思います。僕らが大切にしている、モノ売りではなくコト (サービス)売りの考え方は、実は日本においてDXを進めるためにも必要なものです。日本の多くの企業がDX導入で躓く原因の一つは、従業員というユーザーの声を反映してシステムに落とし込む必要性に気付いていないこと。会社でもこのことを意識しながら、自分に何ができるかを考えていきたいです。


ライバルと思える仲間に出会えて
起業や自己実現のチャンスも手に入る

―Tech0の受講を検討されている方へメッセージを。


今村さん:Tech0では、いい仲間に出会えます。チームメンバーもそうですけど、それ以外の方々も精度の高いものを作っているので、負けたくないって思います。切磋琢磨し合えているこの関係は最高です。いい仲間ができる環境に加えて、モックが作れるようになる。かなり起業のハードルが下がるので、起業を考えている方にとって、いいきっかけとなることは間違いないです。起業を考えていない方にとっても、前進したい人にはお勧めです。

戸沢さん:みんな、努力してバックグラウンドを得て、さらに努力できる人たちがTech0に集まっています。お互いが高みを目指せる関係って、大手に勤めていても意外と少なかったりしますよね。みんなにも、今村君にも負けたくないって思います。僕にとってTech0での質の高い出会いは衝撃で、入って良かったと思います。途中でふるい落とされる人もいますし、自信が無い中で入って、続けていたら自己実現できたって人も沢山います。興味を持ったなら、まず飛び込んでみてほしいですし、努力の先には必ずチャンスが待っていると思います!


まとめ

今回は学んだプログラミングスキルを活かして起業したお二人にインタビューを行いました。

Tech0では、本業の業務に活かすためのIT知識を身につけていくだけではなく、キャリアとしての選択肢を広げることも可能です。テクノロジーを駆使してキャリアを変える、日本を変えるというメッセージをもとに活動を続けるTech0では、随時参加する方を募集しています。

「ITスキルを学びたいけど、どうしたらいいのかわからない」
「システムを外注しているが、想定していたものと違う」
「新たにDX担当になったけど、何をしたらいいの?」

といった悩みを抱えている方は、Tech0のブートキャンプで、ともに学んでいきませんか?
同じような悩みを抱える仲間と一緒に学べる環境は、とても力強いものです。1人ではできなかったことも、仲間がいればモチベーションにも繋がります。少しでも気になった方は、ぜひTech0活動をチェックしてみてください。

あなたのご参加を心よりお待ちしております!

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