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樹木は強風から身を守るために

釣竿の先端を曲げてみるととても簡単に曲がるが、元部付近はほとんど曲がらない。これと同じように、樹木の幹や枝は基本的に先が細く元部が太くなっている。もし、先端と元部が同じ太さの幹があったとすれば、“てこの原理”で根元に大きな曲げ応力が発生し、折れてしまうであろう。樹幹や枝の基本形が根元に近づくほど太くなる円錐形であるのは、曲げ応力を均等化させるのに役立っている。


さらに、根元は湾曲しながら拡大するナイロイド形になっており、より曲げ応力を小さくしている。
 


 

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