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カンガルーの赤ちゃんのフン
米ワシントン州立大は、カンガルーの赤ちゃんのふん便から生成した培養液を使って、牛のゲップによるメタン生成を抑える研究を行っている。
牛などの反すう動物のゲップには温暖化ガスのメタンが多く含まれる。牛の胃には無数の細菌が生息しており、食べたエサを分解する。分解の過程でメタンが発生し、牛はゲップで排出する。メタンは二酸化炭素と比べ約30倍の温室効果があり、世界の温室効果の約4%が牛のゲップによるとされる。
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研究チームは赤ちゃんカンガルーの腸に、メタンではなく酢酸を生成する細菌がいることを突き止めた。人工的に牛の第1胃を再現し、メタンを生成する細菌を化合物で減らしたうえで、赤ちゃんカンガルーのふん便から開発した酢酸生成細菌の培養液を加えた。数カ月間にわたり、メタン生成菌が酢酸生成菌に置き換わることが確認されている。
『参考資料』
https://www.aws-s.com/topics/detail?id=top1768
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD218ME0R21C22A1000000/
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