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【技術史】東京オリンピックと万歩計

1960年代、東京オリンピック開催の建設ラッシュで車が普及するなど、生活が便利になり、そのため国民の運動不足が問題になりはじめた。東京クリニック院長の大矢医師は「一日一万歩運動」を提唱した中心人物だ。そこに患者として山佐時計計測器の社長の加藤二郎が通院していた。彼は大矢の健康法に共感した。
一万歩を数えながら歩くのは大変である。加藤は自分で歩数をはかる器具の構想を練った。振り子の原理を応用し、水平にした振子が着地の振動によって歩数を計測する仕組みを思いついた。そして、東京オリンピックの翌年、1965年、歩数計「万歩メーター」が誕生した。

『参考資料』

http://www.yamasa-tokei.co.jp/top_category/article_pedometer_first.html

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