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農業・漁業の技術

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#肥料

下水からリンを回収

下水からリンを回収

リンは肥料の主要な資源である。日本は肥料のほぼ全量を中国やモロッコなどからの輸入に依存しているが、中国などの輸入規制で近年、国内価格が不安定になり、安定した調達先が求められていた

東京都は、江東区にある砂町水再生センターのリン回収・肥料化施設を今年1月から稼働し始めた。

リン回収プラントは、下水処理の過程でリンと結合しやすい吸着剤(リン酸カルシウム)を混ぜて、吸着、沈殿させるという仕組みで、比

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下水成分から肥料を作る

下水成分から肥料を作る

ウクライナ紛争の影響により、肥料の価格が高騰している。福岡市では、博多湾の環境保全のために下水処理センターで下水の高度処理を行っており、その過程で回収しているリンを肥料原料に活用した「e・green」をJAと共に共同開発した。

今回の取り組みについて、市民生活で出る下水から回収した再生リンにより肥料を作り、野菜が育つ、循環型社会の1つ形を提案するものだ。

『参考資料』

https://www

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食品ロス肥料で米作り

食品ロス肥料で米作り

レストランやホテルから出た食品廃棄物を、施設内のコンポストに入れ、微生物の力で発酵・分解させる。

その後、米ぬかやくず米、大豆カスなどと混ぜ込んでさらに熟成、堆肥化し、肥料として活用しお米を育ててもらう。 

食品を肥料にするには、とても手間暇がかかるが、化学肥料で育てるよりも健康面でも環境面でも良い。

『参考資料』

https://www.jacom.or.jp/kome/news/202

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ミドリムシの可能性

ミドリムシの可能性

ミドリムシ(ユーグレナ)の可能性はすごい!!
ヨーグルトなどの健康食品として注目され、ジェット機の燃料にもなり、今回の記事では、田畑の肥料として有効ではないかと研究が進められている。
一部の研究結果で、ユーグレナ入りの肥料を使うと、収穫後の鮮度低下を抑える効果があるようだ。
鮮度を長期間鮮度を保てるなら、食品ロスを減らすことにつながってくるだろう。

ユーグレナ入りの肥料のモニター試験に参加もでき

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