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エネルギーの技術

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2023年9月の記事一覧

【技術史】失敗からうまれた電気エネルギーの送電

【技術史】失敗からうまれた電気エネルギーの送電

1873年のウィーン万博で、発明家ゼノブ・グラムはダイナモと呼ばれる発電機を展示しようとしていました。しかし、助手がケーブルの接続を間違えて別の発電機に接続してしまいます。単なる失敗かと思いきや止まっている方の発電機が回り出しました。これをきっかけに電気を使ってエネルギーを移送できることが発見されました。

原発と原爆はどう違う?

原発と原爆はどう違う?

【原子力発電】
燃えやすい(核分裂しやすい)「ウラン235」の割合を3~5%に、核分裂しにくい「ウラン238」を97~95%にして、原子炉の中で制御しながら核分裂させていく。制御棒が多数設置されており、自己制御性があるため、急激に核分裂数が増加することはない。

【原子力爆弾】
燃えやすい(核分裂しやすい)「ウラン235」の割合がほぼ100%。核分裂反応を制限・制御せずに、連続しておこすことで、大

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温度差発電

温度差発電

中国地質調査局広州海洋地質調査局は、海洋浮遊式温度差発電装置の海上試験に成功したという。

海洋表層の海水と深層の海水の間の温度差により形成される熱エネルギーを利用した発電方式で、極めて高い開発の価値とポテンシャルを持っていると言う。

『参考資料』

http://j.people.com.cn/n3/2023/0915/c95952-20072241.html

積雪発電

積雪発電

北海道のニセコで、発電に雪を利用する「積雪発電」の実証実験が今冬始める。

積雪発電は雪と熱源の温度差でタービンを回して発電する仕組みで、実証実験はバイオマスボイラーの排熱を熱源に利用する。ボイラーの燃料には地域で発生する産業廃棄物からつくるチップを活用する。

『参考資料』

https://www.forte-inc.jp/news6/