舳倉島。そこは50分でいける海外
追記:いいねやシェアをくださったみなさま、ありがとうございます。じゃあ、どうやっていけばいいねん!というお問合せをいくつかいただいたので、末尾に書きました。Get it on!
輪島港から1日行きと帰り1本ずつ、天候により出航しないことも多いレアディスティネーションの「舳倉島(へぐらじま)」をご紹介します。
歴史やなりたち、ソースについては各自ググっていただくとして、私がこの島を訪ねたのは能登の漁師さんを調べている時に「石川各地の漁師が集まり、漁の成功を祈るために出航前に乾杯をする島がある」と知ったのがきっかけ。
仕事の打ち合わせ中に、そもそも打ち合わせに参加するはずじゃなかった人(U師匠)と「ヘグラジマ」のワードでばっちり繋がり、案内をしてもらうことに。
U師匠の趣味は「バードウォッチング」で、島にはもう10回を超えて上陸しているとのこと。やばい。
ちなみに、リサーチ中に見つけた、島にある唯一の診療所に赴任した先生が代々リレーしているブログが超面白いのでぜひ見て欲しい。なんと現在85代目!
輪島港にある「へぐら航路(株)」さんで券を買い、海女さんのトレーディングカードをもらって乗り込んだ船内は、サイズこそ予想より大きくないものの、展望デッキ、椅子フロア、横になれるフロアと3つに分かれていました。
だいたい50分くらいで到着しますが、波が高くなければぜひ展望デッキへ。
そして伝説の七ツ島は絶対見よう。
到着してまず驚くのは、すんごい数の荷台付き自転車のお出迎え。
島には救急車(と書いてあったバン)以外には車は一台も見つけられず、二軒ある民宿のどちらかの名前が書いてある自転車に乗ってスイスイとみんなが移動していく。
みなさん、ゼロカーボンとはこういうことだと思います。
島には二、三ヶ所ほど鳥を眺めるための屋根がついた場所があり、GWシーズンには全国から野鳥観察家が現れるそうです。
ちなみに、売店や自販機はマジでありません。いかに我々が普段、行き届いた観光サービスに囲まれているかを実感します。ランチスポット?この島では持参です。たぶん民宿さんに事前に言えばあるのかもしれません。
ここからは歩いて巡って面白かったものを貼っていきます。島全体は1時間もあればゆったり回れる規模感です。
さて、結論として漁師さんの儀式は確かに存在しました。恵比寿神社に立っていた看板の内容から転記します。
最高。
よく読むと、大飲み会を年に三回ぶちあげていて、五升(9リットル)飲んじゃうとのこと。死んじゃう…! ワンピースの海賊団よりワイルドな男たちは、ここ、能登にいたそうです。
能登お土産にはひとつなぎの財宝、岩のりがおすすめです。旨い。
おまけ:舳倉島への行き方
[事前]週間天気予報をしっかり見る。
海の天気は、海天気予報を見よう!知らなかったWEBがここに。
雨だけでなく、風が波に影響するので気をつけて!
https://www.umitenki.jp/tenki/1987/3hours
[事前]自然は時に敵。備えをしっかり
師匠から聞いた必携リストは以下。
・長袖長ズボン
・酔い止めの薬
・虫除け
・帽子
・水分(ペットボトル2本。島には自販機がない。)
・食べ物(お昼ご飯として。自販機もないんだから売店などないぞ!)
・ビニール袋(船に酔って大きなため息を吐く人向け。海を汚さない!)
[事前]舳倉島のタイムテーブルを考える
今回越後は日帰りでしたので、泊まりのパターンは自分で調べてください。
ちなみに、日帰りの場合、フェリーは行き1本、帰り1本しかない。
夏は9時出発と、15時出発。30分前には乗船しとくと安心。
島はゆっくりじっくり歩いて1時間くらいです。
[当日] 出航状況を確認する
へぐら航路株式会社さんのWEBサイトで毎朝07:30頃に出航の有無が掲載されますので、最終確認は以下でしましょう!
[当日] 当日の判断ポイントを決める
金沢や県外からのアクセスには作戦を立てた方が楽しい能登ですが、舳倉島に渡るのは2段階くらい難易度が上がります。
おすすめは、穴水出たコンビニあたりで少し休憩しながら出航状況を確認しておき、GOならモノを買い込む!
[当日]車を止めていざ、船へ
港には車を停める場所がいくつかありますので、朝市の広い駐車場を借りるのがおすすめ(怒られたらすみません。どうなんだろう)
そこから歩いて5分で、舳倉島に向かうフェリー乗り場、へぐら航路があります。
あとは風に、波に運ばれて、いつの間にか(50分)舳倉島へつきます。
WELCOME
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