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東京で買ったもの Pt.5

今回も東京で買ってきたCDの感想です。


Earth - EOB

Ed O'brienというギタリストのファーストアルバム。Radioheadのメンバーでもある。確固とした個性は感じられないが、良質な曲が並ぶポップアルバムでした。激しいロック調の曲はなく、穏やかで牧歌的な曲が多い。スケールの大きな長尺曲もあるが、この人は弾き語りスタイルの方がメロディーの良さが際立っていて魅力的だと感じた。楽曲の良さを最大限引き出すために特定の楽器を目立たせるようなことはせず、全ての楽器が平等に扱われている印象を受けた。ギタリストだからといって、ギターを特別扱いする・弾きまくるようなことはなく、シンセもドラムも打ち込みもそれぞれの役割に徹して出しゃばらない上品なアレンジが楽しめます。この辺はRadioheadに近いですね。アートワークが綺麗、玉虫みたい。このアーティスト、このアルバムにしかない魅力というのは正直説明しづらいのでオススメ度で言うと5点中3.0点かな。

Obrigado Saudade - Mice Parade

ポストロックでいいのかな。ほぼインスト、ヴォーカル曲が2曲ほど。おそらく打ち込みは使っておらず生演奏だと思う。活き活きと跳ねるような演奏がとても気持ち良い。ストローク中心のしなやかなガットギター(リズムにフラメンコを連想した)と歯切れのよいドラムが特に印象に残る。MumというエレクトロユニットからヴォーカルにKristin Anna Valtysdottirという人をゲストに迎えている。キュートで幻想的な雰囲気をまとったウィスパーヴォイス。最高。Mumもヴォーカル曲が少ないのでこの人の声を楽しめる音源は貴重。喫茶店で流すにはちょっと激しすぎる場面はあるけど、お洒落感はある。ポストロックは音響を楽しむものとか曲が長いとか小難しいイメージがあるけど、この作品はナチュラルな手触りの音なので聴きやすいと思う。Mice Paradeは他に2作ほど聴いた記憶がある。好みドストライクな音楽ではないので、熱心に追っかけているわけではないけど、また安く手に入りそうなら集めてみてもいいかもしれない。おススメはBem-Vinda Vontadeというアルバム。ジャケットがかわいいからレコードを狙ってます。


日記も書きたいけど余力がない。おやすみなさい。


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