私がパートに行くために会社を休んでくれた旦那に、お疲れさまとありがとうの言葉を贈ろう!
昨日は、私は、パートだった。
夏休み。
パートの時間、息子をどうしようかと困った。
まだ、一人で留守番ができない息子のため、夏休み前に家族で相談した。
会社にお願いして、週3回のところを週に2回にしてもらった。
2回のうちの1回は、徒歩とバスで30分くらいの私の実家に息子を連れて行くことにし、残りの1回は、旦那が夏休みと有給をバラして取ってくれて息子と留守番してくれることになった。
会社にも、実家にも、旦那にも、感謝ばかりなのだけど、息子にとって、ただ「色々なところに預けられた」という体験だけにならないように、旦那が、いろいろと工夫してくれていた。
具体的には、息子と一緒に出かけることなのだけれど、その一つが「鉄道のスタンプラリー」だった。
旦那と息子が二人でスタンプラリーに行く! という流れは、今始まったことではなく、結構、今までもあった。
しかし、今年、初めての試みは、息子と「息子の友だち」を旦那が連れてスタンプラリーに行く! ということだった。
最初、旦那が息子に
「友だちを連れて行きたかったら、誘ってもいいよ」
って言ってたのを聞いた時は、あ、息子、よかったじゃん、楽しそうじゃん! って、気軽に考えていただけだった。
けれど、お友だちが行きたいって言って、私が、ご両親にお連れしていいか? 聞いて、OKをもらって、旦那が計画して、持ち物とか約束の時間とかを私が連絡して、ってどんどん現実が近づいてくるに連れて、旦那は、すごく大変なことをしようとしているんじゃないか? って思えてきた。
当日になって、私が会社に行った後、
「Mくん、うちに来たよ」
って連絡があった。
「もしよかったら、写真撮って送って!」
って言ったら、息子とお友だちが笑ってる写真を送ってきてくれて、私まで嬉しくなった。
「楽しかった」
その日の夜、満面の笑みの息子と対照的に
「疲れた」
そう言っていた旦那だった。
「何かトラブルはあった?」
何の気なしに私は聞いた。
「うん。な! あったよな!」
「うん。そうだね……」
息子の顔がちょっとだけ曇った。
まずいことを聞いたかな? と思ったけれど、やはり何があったか知りたくなった。
聞けば、息子も、お友だちも、スタンプ帳をどっかの置き忘れてなくしかけたり、実際にお友だちは、切符をなくしてしまって、ひどく、落ち込んでいたというのだ。
「そうだったんだ。でどうしたの?」
「しょうがないからもう一回切符買ったよ」
「そっか」
そこまでは、ああ、残念だったねって感じだけれど、ここで私は旦那のことがすごいなって思った発言があった。
「可哀想なことしたなって思ってさ」
「え? でも、なくしたのはMくんだよね」
「そうだけど、性格とか行動パターンをある程度知っていたからさ、未然に防げたはずだと思ってさ」
「ああ」
Mくんは、とても頭のいい子だ。
だけど、夢中になると、結構、物を落としたりするところが普段からあって、旦那にも確かに話してもいた。
「せっかく楽しく過ごしていたのにな」
そうつぶやいた旦那は、優しいなって思った。
で、もっとすごいなって思ったのは
「今日で全部回りきれなかったからさ、もしも、よかったら、後半戦も、Mくん行きたければ連れて行くから、聞いてみてよ」
って言ったのだ。
え? こんなに疲れ果てていて、もう一度、引率してくれるの?
すっげー!
私に、同じことできるかな? って思ったけれど、わからなかった。
で、Mくんとご両親に気持ちと日程を確認したら、後半戦も、共に行くことになり、昨日、決行された!
で、後半戦はというと、トラブルはなかったようだった。
「迷ったんだよね。もう、小学4年生だし、自分たちに持ち物管理させて、切符をなくしたらなくしたで自己責任ということにしようかと思ったけれどさ、結構、人で混雑していたし、そういうことは、別の機会に経験してもいいかなって思って」
そう言った旦那は、スタンプ帳は、一回一回預かって、切符については、二人がちゃんとお財布に入れるのを目視で確認していたらしかった。
さすが! 素晴らしい!
私「ユウ、楽しかった?」
息子「うん」
私「Mくんも楽しそうだったかい?」
息子「うん。めちゃはしゃいでた」
旦那「そうだよな。ずっと話してたよな、楽しそうに」
私「それはよかった」
最初敬語だったMくんの旦那への言葉遣いが最後には、友達同士みたいにタメ口になって、最後はハイタッチして帰ってきたらしかった。
今回旦那が一番困ったのは、ホームドアのないホームが大変混んでいたのに、そこで、漫画の中のエピソードについて、Mくんに質問責めされたことらしかった。
「誠実に答えてあげたいんだけど、俺の任務は、二人を安全に連れて帰ることだからさ、ちょっと、回答が雑になっちゃったよ」
そして、片や、電車の写真撮影に夢中になる息子。
ああ、想像できる。
そして、かなり大変な引率。
本当にお疲れさまだ。
またしてもぐったりしていた旦那が
「写真のデータを、Mくんのうちのパソコンのメールに送るからって、連絡しといて」
と言って、布団に吸い込まれるようにして、眠った。
息子とMくんにとって、最高の夏休みをありがとう!
お疲れさまとありがとうの言葉を贈ろう。
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