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「生まれながら貴き者なし」〜6月7日のことわざ日記

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6月7日の一言は、

「生まれながら貴き者無し」

生まれながらたっときものなし


という言葉です。

【意味】
人間は生まれながらに貴い者はいない。
一所懸命努力して知識を身につけ、人格をみがくのである。

【詳しい解説】
童子教の一文。
どんなにお金持ちでも欲深ければ貧しい人であり、貧乏でも心が満ち足りていれば、豊かな人である。と続く。

【由来】
『童子敎』著者不明

『童子敎』について

童子教(ドウジキョウ)は、鎌倉時代から明治の中頃まで使われた日本の初等教育用の教訓書です。
7歳から15歳向けに書かれたもので、子供が身に付けるべき基本的な素養や、仏教的、儒教的な教えが盛り込まれている。江戸時代には寺子屋の教科書としてよく使われたそうです。

生而無貴者。
習修成智徳。
貴者必不冨。
冨者必不貴。
雖冨心多欲、是名爲貧人。
雖貧心欲足、是名爲福人。


人は生れながらにして貴き者はいない。
努力して修養し、知識を身につけるのである。
貴き者は必ずしも裕福ではない。
富む者は必ずしも高貴な生まれではない。
どんなに裕福でも欲望が多ければ、心貧しき人なのだ。
たとえ貧乏でも心が満ち足りていれば、豊かな人である。


貴乃花さんや、貴族から、「貴」は、"たか" や "き" の読み方が一般的ですが、"あて"とも読むんですね。

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童子教は儒教的要素があるので、6月6日の記事の途中に書いた、「足るを知る者は富む」という老子の言葉と同じような感じがします。
満足を知る人は豊かな人だ。という老子。
心が満ち足りていれば、豊かな人である。という童子教。


童子教を私的に読み下すと、

努力して、知識を身につけると、心が満ち足りて豊かになれる。(だから勉強しよう!)

になります。


知識を身につけてきたのは、心を豊かにして、幸せに生きるためだったんですね!

子どもには今まで、
頭が良ければ、どんな夢でも見れるよ。
勉強ができて損することはないけど、苦手な科目があると、この職業につきたい!と思ったときに、時間がかかったり、間に合わないことがあるよ。と話してきました。

あなたが勉強する意味は、いろいろな考え方ができるようになるためだよ。
心を豊かにして、幸せになるためだよ。って子どもに理解できるかな?

今度、話してみようと思います。


でも、こんなこと親が思ったらいけないんですが・・・小学生の算数は習う理由は理解できますが、中学生からの数学って、それこそ、一部の職業の人しか関係ないですよね?

XとYの方程式、2次関数、子どもに「どうして勉強するの?」と聞かれたら、返事に困ります。

少し前に、とても似たことわざ「生まれながらの長老なし」の記事を書きました。

このことわざも、生まれながらに立派な人はいなくて、みんな長い間の努力や経験をつんで立派な人間になる。という意味でした。

記事を書くうちに、

努力している姿を見ないで、
出来上がった立派な姿だけを見て、
憧れたり、嫉妬しても仕方ない。

という意味も感じました。


一所懸命努力して知識を身につけ、
人格をみがくのである。
そして心豊かに生きよう。


みんな、生まれたときは、赤ちゃん。
どの知識を身につけるかで、何億通りの人生に分かれて、何万通りの仕事の中から職業を選んでいくんですね。

どの仕事が稼げるとか、必要だとかではなく、
どの仕事も必要だから存在している、意味のある立派な仕事として、誇りを持ちたいです。

そして自分に誇りを持っている人が貴き人なんだと思います。(ただの強情な人とは違って)

二十八宿は「心(しん)」でした。

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7日朝から、"たなくじ"で凶を当ててしまいました。

今は13日。やっと1週間が終わります。

運勢関係なく、知ったかぶりは良くないですけど、とりあえず、やらかしてしまう可能性が減るのかと思うと安心しました。


この日、嬉しいお知らせをいただきました。

スキをくださった皆さん、ありがとうございます😊

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タイトル画像は「赤ちゃん」で検索しました。

生まれたときはみんな"赤ちゃん"ですから、そこに貴き者も、アホな者も関係ないですね。

カウンセラーが子育てをしてみたさん、ありがとうございます😊

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この記事が、みなさまの会話を盛り上げるきっかけになったら嬉しく思います😊

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