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#子育てリフレクション:お父さんもお母さんも仕事で家にいなくて寂しかった?

長男は数年前、そして次男は昨年、二十歳になった。
成人以上社会人未満の息子たちと時々子育てをふりかえってみたくなる。

その衝動を抑えきれず、先日こんなことを聞いてみた。
「お父さんもお母さんも仕事で家にいなくて寂しかった?」

長男(22)の答え:
うーん。家にいなくて寂しいと思ったことはなかったかなあ。。小さい時に仕事先に時々連れていってくれたから、家にいなくてもどこで何をしている大体想像できたしな。
父さんも土曜日とかに仕事しに行く時に、時々職場に連れていってくれたから。家に二人ともいなくても、場所が思い浮かんで仕事してる親を想像できるっていうのは大きかったんじゃないかな。

ほお。。。思いもかけない答えにちょっとびっくり。
ふ〜ん。そんなふうに考えてたんだね。

わが家は長男が小学生、次男が年長、三男が0歳の時に日本に帰国。アメリカにいた時は私は専業主婦だったので、長男が話している経験は小学生の時のこと。

私は帰国後しばらしくてフリーランスの研修講師として仕事を始めた。まずは地域活動からスタート。よく子どもたちを連れていっていた。この時の「仕事先」は主に公民館。その後、次第に活動を広げ、日本全国への出張が増えて家にいないことが多かったが、小学生長男はきっと私は公民館で仕事をしていると思っていたのだろう。

夫の職場も当時住んでいたところから車で20分程度のところ。私は週末も仕事でいないことが多かったので時々職場に連れて行っていた。夫の机の引き出しに沢山お菓子が入っていて、子どもたちはそのお菓子を食べるのが楽しみだった。

私も夫も「子どもたちに職場見せてあげたい」という気持ちも多少あったかもしれないけれど、どちらかというと他に預けるところがなかったからという親の都合の方が大きい。

それが安心感につながっていたとは思いもしなかった。
それとも、本当は寂しかったけれど、そう思うことで寂しさを紛らわしていたのかな?

ちなみに、同じ質問を次男(20)にしてみたら、
「寂しいもなにも、お父さんとお母さんも家にいなかったけど、俺も家にいなかったからわからん!」という答えが返ってきた。

こちらは、本当に寂しくなかったようだ。