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BARカウンターの笑顔には蔵元さんのストーリーがある

BARのカウンターで垣間見れる笑顔はときに人生のドラマを浮上させます。
ミクソロジスト南雲さんが開いた日本の地酒と文化をカクテルの手法で応援する新店舗、FOLKLORE(フォルクロア)にて、中村酒造場の代表、中村慎弥さんの会心の笑顔には多層に重なる思いが込められていました。


慎弥さんは焼酎の作り手として、正統派の手法の枠組みの中で室付き酵母のみで醸す革新的でオリジナルな1本を生み出しました、その名は驚きと歓びを込めて「Amazing series」その二本目「Tear drop」が昨年リリースされました。


店主南雲さんが作り手中村さんからのバトンを受け取り、伝え手としてグラスの中に独自の世界を昇華させます。慎弥さんの作品を、オリジナルな手法でカクテルとしてミックスさせ、新たなアートとして生命を吹き込んでいきます。

2年ぶりの東京で仲間との再会と、我が子のような焼酎(Tear drop)がお店で供されることに安堵し、慎弥さんの笑顔は「マティーニ」として渾身の雫を飲める嬉しさでいつぱいの表情でもあります。

焼酎業界も芋栽培の病気課題やエネルギー、資材の高騰など対応しなくてはいけない問題がいろいろあります。でもどんな環境でもチャンスを見出し先人たちは焼酎の歴史500年を彩ってきました。焼酎界の次世代も目の前の課題を飛躍のステップとして乗り越えていくはずです。

グラスのムコウ側に希望を得て、またあらたな焼酎を作る決意にも灯がついたひとときだったのかもしれません。ともに乾杯する味わいはいつも以上に格別でした。乾杯!

関連サイト
-中村酒造場

-FOLKLORE

※新規開店時プレスリリース






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