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2022年 海外採用活動【アブダビ編】

こんにちは!チームラボの採用担当のたけしです。
チームラボでは、毎年海外大学の就活シーズンなどに合わせて、海外でも採用活動を行っています。
前回は、ソウル出張編を書きましたが、今回は【アブダビ編】をお送りいたします。


入国前の準備

2022年10月の現在では、海外へ渡航前にその国独自のコロナ対策に必要な登録や申請などの準備があります。
今回はアブダビへ行く際に必要だった準備をご紹介します。

1. Alhosnのインストールとワクチン証明書の登録

日本のMySOSが実際に街中の施設などでも活用されているようなイメージのアプリで、インストールと事前の登録は必須になります。
アプリのインストール後、ワクチン3回摂取が確認できる書類(接種証明書アプリから出力できるPDFでOK)をアップロードすることで、アプリ内でのプロフィール画面が「Green Pass」という状態に変化します。
アブダビ空港の税関通過時にもインストールされているか確認されますし、ホテルでのチェックイン時、学校へ入る際のWelcome Centerなど何かしらの施設に入る時にはAlhosnで表示されるQRコードのスキャンが求められました。

2. 到着した空港でPCR検査を受ける

アブダビ空港には、PCR検査を受けられる場所が設置されているのですが、現地の物価感覚でいくと1,000~1,500円くらいの値段か、現在の円安だと3,000~4,000円くらいに換算されて円安の影響を痛感しました。(空港で1万円両替したら、実質6,000円弱くらいしか返ってこず、騙されたのかと心配になるレベルでした。)
ここで受けたPCR検査の結果は、検査時に登録する電話番号のSMSで送られてきます。SMSが届くと同時に、Alhosn内でのプロフィールにも陰性の結果が表示されるように変わっていました。(Alhosn便利、、、!)

アブダビに入る際には、Alhosnの準備と空港でのPCR検査だけでOKでした!

アブダビ渡航の背景

まず初めに、今回のアブダビ渡航の理由と背景をご説明します。
チームラボはアブダビでオープンする新しい美術館「teamLab Phenomena」の2024年オープンに向けて数年前から現地での活動を初めています。
アブダビで年に一回開催されるCulture Summit Abu Dhabiへ、チームラボの工藤岳さん(以下たかしさん)がKeynote Speakerとして招待され、チームラボとして現地へ向かうことになりました。

たかしさん

自分としては、2024年の美術館オープン時に向けて、アブダビに採用のインフラを構築しておきたく、今回のCulture Summitをその第一歩にできればと思い同行させて頂きました。
各国からCulture Summitへ参加してくる方々向けに、チームラボ主催のWorkshopを行う、ということを条件に、自分の渡航費・宿泊費も主催者にお出し頂くことで、実質採用のコストとしては自分の人件費のみで行って帰ってくることができました。(Workshopの提案は広報チームのメンバーがウルトラ頑張ってくれたおかげで通りました。この場を借りて改めて感謝を伝えたいです。)

今回チームラボとしてアブダビ出張で果たすべきミッションをまとめると以下の3点になります。

  1. KeynoteとWorkshopを成功させる

  2. 教育機関とコネクションを作る

  3. インターン生や新メンバー候補を探す

それでは、1~3で行った内容を次ご紹介していきます。

現地でのミッション

まず今回の出張(2泊4日)のスケジュールは以下です。

10/23 夜 アビダビ到着
10/24 朝 Keynote talk@Culture Summit
10/24 夜 The Department of Culture and Tourismでのディナー
10/25 朝 Workshop@Culture Summit
10/25 昼 ルーブル・アブダビ見学
10/25 夜 ニューヨーク大学アブダビ校でチームラボの紹介と研究室の訪問
10/26 昼 東京到着

1. 10/24 朝 Keynote talk@Culture Summit

まずは最初のミッションであるたかしさんによるKetnoteです。
朝一番のコンテンツである為、8時にリハーサルで会場へ入り、本番9:30まで待機します。
(海外講演あるあるで、だいたいPCと投影機器の接続でトラブルが起こるので、スライドが正常に投影できる状態になるまで、1時間くらい余裕を見ておくと安心です。今回もリモートコントローラーが反応しなかったり、スピーカーから音が出力されなかったり、ちょっとだけヒヤっとしました。)

もう一つヒヤッとしたのは9:30が講演開始時間でしたが、同時間まで別の会場でオープニングセレモニーが行われており、開始時間をむかえても客席にはたかしさんの友人夫妻と僕の計3人しかいませんでした、、、笑
流石に開始時間を遅らせるのかと思いきや、友人夫妻と僕しかいない状態で壇上に上がり、フルスイングでプレゼンを開始したたかしさんの表情は自信に満ち溢れ、漢らしく、少し、かっこいいな、と思いました。(怖くて後ろ振り返れなかったですが笑)

数分後には、オープニングセレモニー終わりの人が集まり、満席になりましたが、自分たちでイベントを開催する際は、野外フェスのように移動時間を加味した緻密なスケジュールの制作する必要があるな、と考えさせられました。

会場準備中
Keynote talk

チームラボ自体の紹介から、コロナ禍での活動などについて、政府関係者の方々や、ルーブル・アブダビの館長など、アブダビに根ざした重要な人たちにチームラボを知ってもらう絶好の機会になりました。
お昼は特設会場に移動して参加者みんなで食べます。

昼食会場

昼食後には世界中から集った、様々な活動をしている人たちのセッションを聞いたり、会場で交流します。
終盤のプログラムで世界的な建築家Frank GehryさんとThe Department of Culture and Tourism(以下DCT)のチェアマンのH.E. Mohamed Khalifa Al Mubarakさん(以下Mohamedさん)2人のセッションが本当に感動しました。

記憶に残る言葉がたくさんありすぎて、備忘録用にもアーカイブされたYoutubeがあるので是非みてください!


2. 10/24 夜 アブダビDCT庁舎でのディナー

一頻り日中の予定が終了し、DCT庁舎で開かれるディナーに参加します。
(ディナー1つとっても費用のかかりかたが凄い、、。)

庁舎正面
ディナー会場
内装の一部、Mohamedさんは日本のアニメが好きらしい

チームラボメンバー一同、流石に疲れていて、ご用意頂いた夜のショーは見ることができませんでしたが、文化庁舎の建築や屋内外の細部まで、本当に洗練されていて、見学できただけでもとても勉強になりました。

就寝


10/25 朝 Workshop@Culture Summit

自分が担当するWorkshopは2日目の朝一に開催しました。
これまで、日本の各地や上海などでも学生やファミリー向けに行ってきた他人同士でチームを組んで、チームでものをつくり、スコアを競う形式のWorkshopですが、今回はSummitに集うアブダビの要人や、世界中から集まった様々な立場の人達が参加者になります。
正直、開始直前まで今回のWorkshopがこのカオスなアブダビの客層にも受け入れてもらえるのか、ちゃんと楽しんで貰えるのか、若干不安でした、、。

結果としては、本当に様々な国籍や立場の人たちがランダムに組んだチームで、それぞれ思い思いの作品を作り、とても楽しんでもらえました!

手配して頂いたWorkshop会場
たかしさんもサポートに加わります
老若男女様々なチームが生まれました
優勝チーム

参加して頂いた方からも、「自分の所属団体でもこのWorkshopやりたい!」と言って頂けたり、開始前の不安とは裏腹に参加者の皆様にはお楽しみ頂けたようでよかったです!

10/25 昼 ルーブル・アブダビ見学

Workshopを終え、夕方の予定までの空き時間を使って、Phenomenaができる予定のエリアにある、ルーブル・アブダビを見学してきました。
Summitの会場でお会いしたルーブル・アブダビの館長Manuel Rebatéさんが招待してくださって、展示作品の紹介だけでなく、建築家Jean Nouvelが手掛けた美術館自体の建築についてもご説明して頂きました。
アラビアの空とサディヤット島の砂、アラビア湾の水が出会う地点という美術館のユニークな立地からインスピレーションを得てデザインされた美術館内部は、コンクリート、水、またはその水面に反射した光が季節や訪れる時間によって変化しており、ずっと眺めていられる気がしました。

この横にチームラボの美術館が出来上がるのかと思うと少し信じられないような気持ちがしましたが、ルーブル・アブダビの館長も「これからお隣さんになるのが楽しみだね」と言ってくださり、改めてとてつもないプロジェクトになるんだなぁ、と感じました。

施設内は半屋外のようですが、建築の構造によって外部より5℃前後気温が低く抑えられる仕組みになっているらしい
壁面に反射した光が綺麗

10/25 夜 ニューヨーク大学アブダビ校でチームラボの説明会と研究室の訪問

正面口入ったところにあるモニュメント

ニューヨーク大学アブダビ校(以下 NYUAD)の卒業生であるメンバーが先生や在学生に沢山声をかけてくれたおかげで、説明会には沢山の学生さんが来てくださいました!

The NYUAD Art Gallery内の一室を手配して頂きました
満員御礼🙏

説明介の後、Interactive Mediaの授業に一瞬お邪魔させて頂き、インターンシップや新メンバーの募集について先生や学生の皆様に少しだけお話させて頂きました。急な訪問だったのに時間をくださった先生に感謝です。

NYUADの皆さんが日本へ来ることがあればチームラボのオフィスや展覧会に是非お越しいただきたいですね!

Interactive MediaのCapstone中にお邪魔させて頂きました

これにて、アブダビでのミッションは終了です。
新しい採用経路になるように、ここから2024年のPhenoemenaオープンに向けて良い関係を築いていきたいです。

夜になってもキャンパスには学生がそれぞれの勉強・活動をしていました
NYUAD ART GALLERYのトートバッグ頂きました🙏

まとめ

自分自身、今回初めて中東へ行きましたが、想像を圧倒的に超える先進的な環境が整っていました。
世界中から文化や教育の最高水準が集まっていて、政府の方針というだけでなく、国全体が一体となって「アブダビを良くしていこう」という強い気概がヒシヒシと感じられました。
また、そんな環境の重要な地点に、チームラボとして過去最大規模の美術館を作らせて頂ける、現地の人々から期待して頂けているというのは、本当に有り難く、凄いことなんだなぁ、と実感することができました。

アブダビ、本当におすすめです!!

最後に宣伝

チームラボでは現在、採用チームの新メンバーを募集しています!
具体的には以下いずれかに該当するような方と一緒に働けたら嬉しいな、と思っています!

1. この記事で書いたような、海外採用に興味がある
2. コツコツとした業務や数値の分析が好き
3. Google Apps Scriptやスプレッドシートなどを用いて業務効率化するのが好き
重要なポイントは、現在チームラボの採用チームに所属する5人は、全員前職で人事・採用の経験が有りませんでした。むしろ、他職種での職務経験の方がチームラボでの採用業務は活かして頂けると思っています。
よって、人事・採用の経験は一切不問ですので、上記のどれか1つでも該当しましたら、是非一度、採用担当の求人をご覧頂ける嬉しいです!!

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