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色気ある人間、そして色気ある走りであれ。



日本一脚の速いシニアモデルHALです。

マスターズ陸上20年目
美や走りに関することを発信していきたいと思ってます。
さてなかなかシーズン中なので
「美より筋肉」優先となってしまい
また走りに関しての内容ですが笑

速く身体を動かし走るには


もちろん
速く動かすこと前提。



神経系にきかすクイックな動作など、
やはり年齢とともに
できなくなっていきます。


しかしながら長く陸上を続けていると’
私の場合は速く走るだけでは
決して速くもなれないことにも

気がついてしまいました。

(もちろん短い距離のみトレーニングして速いマスターズの方々もおります。)

それは
走りの再現性を高めるため
ロングの距離を走るトレーニングも
必要なのでは?と言うことです。


しかしこれは
ただ賢く正しい走り方が
できてるということが大前提です。

それができないとオーバーワークに
なったりケガに結びつきタイムにも
表れることなく疲労のみ残ります。

マスターズ陸上の方々をみてると
そこを履き違えてマスターズは引退はないスポーツなのにやめていく方もとても多いのが現状です。

「賢く」とは
ある年齢になったらトレーニングメニューや意識や考え方を変えなくてはいけない時期が必ずきます。
若い頃の意識(疲労回復時間、練習メニュー、トレーニング内容)のままでは

必ず

必ずケガに泣くことになります。

マスターズ陸上のケガで多いのは
アキレス腱
坐骨神経痛
膝痛、腰痛


筋肉より回復に時間のかかる部位が
多いのに気がつきます。
ここだけはシフトチェンジしなくてはいけないのです。

そして
「正しい走り方」とは
漠然としたフレーズの中に
私の見解は


①体幹(フィジカル)が
自分の考えてる走りのスピードに
相応してるか。
車で例えれば
良いエンジンは積んでるのに
車体がボロい笑


それは壊れます。


年齢とともにフィジカルを
維持することにも必死で
フィジカルをつけるのはこんなにも
時間がかかるのに
落ちるのは

あっという間。

あっ!!なんです笑
嘘みたいなホントの話で。

だからこそフィジカルは
毎日でもコツコツ続けることに
意味がある気がします。

すなわち
地道な地味な自重での補強もとても大切。
筋トレで地面にパワーが伝えることも必要だと思いますが、
まずは毎日コツコツ継続できるツールを見つけること。
補強の話になるとまた沢山書きたいことだらけですので笑
補強内容の詳しいことは、後ほどnoteにて書きたいと思います。

私の今後の柱は
歳を重ねれば重ねる程

このフィジカル強化になると思います。


②走り方が四肢同調できて
地面に対してもブレーキを極力かけずに重心移動ができてるか。

そのためにはまずは
動き作り(ドリル)などで
反復をして自動化すること。
自分を俯瞰してみて
それが正解なのかの答えが
わからないならば
誰かにコーチングしてもらうことも
必要かなぁと思います。
ただ人に頼りっきりだと
自分ができなくなった時、
なにをどうすれば元に戻すことができるのかも必要なので
依存しすぎず、自分で言語化できるように積極的に構築すること。

私はこれでかなり苦労をしました。
経験談です。

数打ち当たるみたいな
死ぬほど走って疲れた時こそ、
動きの自動化の第一歩になるという、
若い頃みたいなトレーニングは
ケガに結びつくし、
腱続年数を縮めてしまうことになります。

だからこそドリルで動きをしっかり
作った上で例えばロング走
(走りたい距離の2倍または2.5倍)などで
たまぁに笑笑
定着させることが1番なのではないでしょうか?


ただそれでも
マスターズ陸上を長く続けたい。

だけど最善な走り方を自動化させたい、極力、腱に負担をかけたくないという
かなり要望が多い中の


今シーズンの結論は


低酸素ルームバイクトレーニング
実施。

酸素供給が制限されることで
筋肉がより強くなり、
持久力も向上すること、
ミトコンドリアが増えるので
アンチエイジングに最高。




タバタ式10秒無我夢中に必死に漕ぐ
30秒レスト
これを5セット。
終わると一回低酸素ルームからでて
心拍数が100台になったら2セット目

心拍数が最初の頃より
数値が下がってきてるということは
耐性もついたので競技場で
長い距離のトレーニングも
回数を重ねることができてます。

余裕ができるので動かしたいことも多少は理解しつつトレーニング。
ただむやみには走らないこと。
目的をもった内容が必要かと思います。


まずは
この世の借り物である肉体を愛しみ、
そして使わせていただく気持ち。
57歳になったからこそ
走れることに更に感謝できます。



最後に私のボスの言葉で


「色気ある走りであれ」

という

言葉があります。

誰もが目が離せないくらい魅力的で、
そこだけがスローモーションみたいに
なる推しの選手はいませんか?

私は
末續慎吾さんの学生時代の
200mのレースをみて鳥肌がたちました。
「なんて綺麗に地面を滑るように
そして楽しそうに走れるんだろう」と。


魅力的な走りは
美しくそして結果速いのです。


だからこそ
どうせいい歳して走るならば
惚れ惚れする走りができて
惚れ惚れする人間であれば
応援してくれる人も増えるのではないでしょうか?

年齢を重ねていくからこそ

「色気ある人間、
色気ある走りであれ。」

なのではないかな?と思います。

おばあちゃんになっても
色気ある走りをまだまだ追求して
いけたら幸せです。







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