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挑戦する君へ 宮里藍(ゴルフ)

noteコンテスト「#挑戦している君へ」に、ブリヂストン・アスリート・アンバサダーの宮里藍選手(ゴルフ)にも作品を寄せてもらいました。


ツアープロを引退してから、丸3年が経ちました。
あっという間な感覚よりもまだ3年しか経っていないのかという気持ちが強い印象ですが、特に2020年は世界的に見ても特殊な一年になっている事は確かです。

新しい生活様式や、仕事の形態、スポーツ界においても様々な工夫が求められています。その中で目標としている大会がなくなったり、練習環境が制限されたりと、選手目線で考えると自分を高めていく為の環境作りが非常に難しいのが現状です。

ただ、きっと多くのアスリートがこの状況を嘆くのではなく出来る事をしっかりと考えてプラスに捉えていると想像します。というのも、人生は本当に挑戦の連続であり、この状況もまた新しい挑戦の形だと私個人も考えています。

その新しい挑戦の中で色んな選手が共通して「感謝」を口にするインタビューを見受けることが増えた気がしています。

今まで当たり前のように身を置いてきた環境がどれだけ恵まれていたこと。
こんな状況でも応援してくれる方たちが沢山いて励まされていること。
家族が健康でいてくれていること。
難しい状況の中でも大会を開催するために尽力してくださるスポンサーさんや運営してくださる方への想い。

これまでも感謝の気持ちはもちろんあったと思いますが、より強くその気持ちが表れていると思います。人との繋がりが制限されている中で孤独や不安に感じる事も増えていると思いますが、次なる目標に向かって進む為の勇気は、こういった感謝の気持ちから生まれているのではないかと感じています。

現役だった頃は私も応援される側でした。でも今は私も沢山の選手を応援し、サポートする側でもあります。挑戦する人が受ける応援の力の素晴らしさを知っているからこそ、私もエールを送り続けたい。

父がよく言っていた言葉があります。

向上の一途に終点はなし。

競技だけではなく、本当に人生は色々なことが起こります。
それでも挑戦し続けること。
トライし続けること。
そのプロセスにとても大きな意味があると思います。
これまでも、そしてこれからも挑戦し続ける皆さんと共に。
私も成長していきます!


宮里藍選手_note画像

宮里藍選手(ゴルフ)
1985年生まれ沖縄県出身。4歳の時に2人の兄(聖志、優作)に触発されゴルフを始める。小学校5、6年の時沖縄県ジュニア選手権連覇、中学卒業後は親元を離れ単身宮城の東北高校に進学。高校3年の2003年アマチュア出場での優勝を期にプロ宣言をして史上初の高校生プロゴルファーに。2006年から米ツアーに本格参戦し、2010年には年間5勝を挙げ日本人初の世界ランキング1位となる。2017年9月に現役生活を引退。引退後は、ブリヂストン・アスリート・アンバサダーとしてオリンピック・パラリンピック活動に携わりながら、2019年には自身でジュニアトーナメントを立ち上げ、次世代育成への取り組みを進めている。


みなさんも挑戦や誰かの挑戦に心動かされたエピソード、挑戦している人へ伝えたいことなどを教えてください。チームブリヂストンはみなさんの挑戦を応援しています!


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