見出し画像

YETMINDーあなたは自分にあきらめていませんか?

こんにちは。チームボックスの山本です。

先日虹プロについて書いた記事で少し触れたYETMINDという考え方。この考え方を知ることで、少しでも成長に対してポジティブになれればいいなと思い、今日はこのYETMINDについてお話ししたいと思います。

YETMINDとは?

Growth Mindset」と「Fixed Mindset」という言葉をご存知でしょうか?
キャロル・ドゥエック氏の『MINDSETにて紹介されています。簡単に説明すると、以下のような考え方です。

Growth Mindset」とは、人の基本的資質は努力次第で伸ばすことができるという考え方
Fixed Mindset」とは、人の能力は固定的で変わらないという考え方

決してどちらかが優れていて、どちらかが劣っているというわけではありませんが、人の育成やチームで仕事をする場合「Growth Mindset」の方が、成果が出やすいと言われています。

また虹プロの話を持ち出しますが笑、J.Y.Park氏が、もしもリオさんに「リオさんは、ダンスがとても上手です。でも、歌手がダンサーのように見えてはいけません。だからあなたは歌手としてはここまでが限界だと思います」とフィードバックしていたら、どう思いますか!?笑
フィードバックする側の人が、能力を固定的に捉えてしまったとしたら、とっても残念なことです。

画像1

「The Power Of Yet」ー「できない」のではなく、「まだできない」だけ。何か行動するときに、最初から完璧な人はそういません。でも、最初の結果が全てなのか?というとそうではありません。伸びしろは誰にでもあります。大切なのはモチベーション。「これで終わり」ではなく、「まだできる!」「もっと伸びる!」と信じる力。それが私たちの提唱する「YETMIND」です。

YETMINDで人は誰でもいつでも変われる

ちょっとだけ私たちの話をさせてください。
チームボックスは、元々代表の中竹を中心に、10代・20代のメンバーを中心に6年前に創業しました。

当然、社会経験のないメンバーばかり...。何度も失敗を繰り返し、お客様にも度重なるご迷惑を掛け、とても順風満帆なスタートとは言えませんでした。それでも私たちの成長を、進化を信じてついてきてくださったお客様のおかげで今があります。
今でもメンバーは20代〜30代を中心に、どちらかというと若い年齢層の多い会社ですが、その中に一人、50代のメンバーがいます。

彼女は元々、大切なお客様の一人でした。例に漏れず、彼女にも当時はたくさん迷惑を掛けました。。。それでも私たちの考えに共感し、「人はいつでも誰でも、何歳だって変われる」と信じ、長年勤めた会社を退職。一年前にチームボックスにジョインしました。大手企業を退職し、地方から上京してまで、小さなベンチャー企業に転職。よっぽどのYETMINDを持っていない限り、こんなビッグチャレンジできないですよね!?

実際に彼女は持ち前のYETMINDで、「いくつになっても変われる」を体現してくれています。こうした大胆なチャレンジを支えるのも、YETMINDの精神があってこそです。

画像2

YETMINDで考えてみる

考え方一つで、物事の見方は変わるものです。
例えば上司が部下に接する際、同じ状況をYETMINDで接する場合と、そうでない場合で捉えてみましょう。

あなたは、部下にとある資料の作成を依頼しました。ところが、部下から出来上がった資料を見せてもらうと、自分が予想していた60%の出来。YETMINDを持たないあなたなら、部下に対してこう伝えるかもしれません。

「君にできることはここまでだね。あとは私がやるよ。ここまでやってくれてありがとう」

これに対し、YETMINDを持ったあなたなら、きっとこう伝えるでしょう。

「ここまでやってくれてありがとう。素晴らしい出来だ。でも、ここをもう少し変えたら、もっと良くなるよ。もう一度やってみようか」

どうでしょうか?YETMINDを持たない場合、部下の「まだできる」可能性を打ち消してしまってるように感じます。「ありがとう」と感謝を伝えているし、上司自ら動くことで一見優しい上司である印象を与えますが、これでは、せっかくの部下の成長のチャンスを潰してしまいます。

それに対し、YETMINDを持って接した場合、どうすればもっと良くなるのか伝え、もう一度チャレンジする場を与えることで、部下の可能性を引き出そうとしています。「今できない」ことを「これからもできない」と決め付けるのではなく、「できる可能性がある」と信じること。もし人を育てる立場なのであれば、その可能性を引き出す場を用意してあげることが重要です。

自分をあきらめてはいないか?

自分自身にYETMINDを持つ。人が成長するにあたって、これはとっても大切なことです。

何度やっても上達してる気がしない、なかなかうまくいかない。そんな経験ありませんか?正直がんばり続けるのは大変です。疲れるし、心地悪いし、しんどいですよね。でも「あきらめたらそこで試合終了」です。当たり前のことですが、自分で自分の可能性を信じてあげられないと、それ以上の成長は望めません。「自分はまだできないだけ」「今できなくても必ずできるようになる」自分に対してYETMINDを持ってあげましょう。

もちろん、今すでにできている人もそうです。
100m走で9秒97の日本記録を持つサニブラウン選手が、これ以上の記録は出ないとあきらめているでしょうか?そんなわけないですよね。もっと上を目指して日々ハードな練習をしているはずです。
「もうできているから大丈夫」と思って自分の限界を決めてしまってはもったいない。これだけできるから、と慢心したり、自分の能力を誇示するのではなく、どれだけYETMINDを持って課題に真摯に取り組めるかが、今後の成長を左右します。

もし、どんなにやっても成長を感じられない、変化がわからないという人は振り返りを習慣化してみてください。
ダイエットもそうですよね。毎日鏡をみていてもあまり自分の体の変化に気づきませんが、3ヶ月前に撮った写真と今日の写真を比べてみたら、確実に違いに気づくはずです。成長を可視化するには、今の状態を可視化して、都度振り返ることが効果的です。

正解がない世界で、どれだけ変化し続けられるか

YETMINDは「変わり続ける」ことを期待するマインドです。VUCAの時代とも言われる現代社会で、一つのことに固執し、変化を恐れていると、あっという間に成長のチャンスを逃します。

※VUCA=Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字からなる正解のない予測不能な状態のこと

一つの成功体験が、次も成功体験になるとは限りません。成功体験にとらわれず、変化に柔軟に対応し、「自分はもっと成長できる!」「失敗しても次またチャンスはある!」とチャレンジし続けられる人が、これからの世界で力を発揮します。

このコロナ禍で、私たちの日常も大きく変化を求められています。ニューノーマルと言われる新しい生活様式に最初は戸惑いを感じた方も多いでしょう。でも、私たちはまだまだ変われます。勇気を出して一歩を踏み出せば、新しい世界はすぐそこにあります。今のままでいいや・・と自分で自分の限界を決めるのではなく、チャレンジし続けることで今まで見えなかった世界が見えたら、きっと日常ももっと楽しくなりますよね。

だけど、注意して欲しいのは、YETMINDを持っているだけでは何も変わらないということ。大事なのは継続的に「言葉」と「行動」を変え続けることです。思いは言葉に出さないと伝わらないし、行動を起こさないと変化はおきません。もし失敗しても、そこから何を学んで、何を変えれば成長できるのかを振り返ることが大切です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?