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Nizi Projectから学ぶ、成果を出すための学びの姿勢

以前こちらの記事でも話題にした虹プロ。未だ勢いが衰えずというどころか、ますます加速していますね...! 私も何度もHuluやYoutubeで見返しては新たな発見をしている日々です。ついにHuluの9 Nizi storiesも終わってしまい、私の木曜日の楽しみどうしてくれる!?早く!次のシリーズ!早く! という気持ちでいっぱいです笑。

みんなますます垢抜けていくし、歌もダンスもパワーアップされていって、彼女たちの成長には驚かされるばかり...!
若さっていいなぁ...と遠い目をしつつ、いやいや、いくつになっても成長はできる。自分がやるかやらないかだ! とYETMINDで自分を鼓舞し続けております。。。

彼女たちがこれだけの成長を見せた裏には、プロデューサーであるJ.Y.Parkさんの素晴らしいマネジメントがあったことは、今や周知の事実。それについてはこのnoteでも書きましたが、本当に多くの記事でその検証や解説がされてますよね。
今日はちょっと視点を変えて、実際に成長した彼女たち自身にスポットを当ててみたいと思います。彼女たちがここまで成長したのは、J.Y.Parkさんの人を育てる力が優れているのはもちろんのこと、いかにそれを活かして自分の成長につなげるかという、彼女たちの学びの姿勢が優れていたからだと思います。ソレデハ、ハジメマショ!

姿勢を変え、行動を変える

前回の記事に詳しく書いたのですが、人が成長するとき、「学びの姿勢」はとっても大事です。簡単には受け入れがたいフィードバックをもらったとき、努力はしているつもりなのにイマイチ成長の実感を感じられないとき。正直やさぐれてモチベーションを失うこともありますよね。
でも、そんなときでも自分を今一度見つめ直し、自分の学びの姿勢は正しかったのか?その行動はなりたい姿に結びつくものなのか?と自分に問いかけることが成長への近道となります。

例えば、東京合宿でのニナさん。元々ダンスが苦手だった彼女ですが、地域予選ではあまりの歌のレベルの高さに、ダンスについては特にフィードバックを受けていませんでした。直さなくてはいけない部分もあったのに、そこに気づいていなかったと言います。その結果、東京合宿で披露したダンスに、J.Y.Parkさんからこんな酷評を受けます。

「2ヶ月の間、練習せずに遊んでいた人みたいです。」

衝撃ですよね。。。もちろんJ.Y.Parkさんはそれだけでは終わらないので、こう続けます。

「自信は膨大な練習量から生まれます。ニナさんは優れた才能を持っています。その才能を活かせるかは自分次第です。」

このフィードバックを受け、ニナさんは改めて自分自身を見つめ直します。

「めちゃくちゃ練習してたというより普通に練習していたので、成長した自分を見せられなくて悔しかったし、もっと頑張ればよかったと後悔しました。自分にすごくガッカリして、もっと自分らしさを活かしたかったと思いました。」

フィードバックを受け止めたニナさんはすぐに行動に移します。次の歌の審査ではいい評価をもらえるよう、残された時間を十分に使って歌の練習を開始します。さらに!!なんと苦手なダンスを取り入れて歌の審査に臨みました。できないからと言って、逃げない。自分の見せたい自分はこんなもんじゃない、とすぐに姿勢を変え、行動に移したニナさん。これが功を奏し、結果的に良い評価をもらったのです。

私たちも、仕事をしているとフィードバックをもらう機会は多いですが、自分にとって耳の痛いフィードバックは、やっぱり落ち込むし、受け入れがたいこともたくさんあると思います。でも、それを成長のチャンスと捉えて、いかに次の行動につなげるかが重要なんだと思います。悔しさをバネに変えて、さらに成長した自分になれると良いですよね。

だれでもリーダーになれる

地方予選、東京合宿とこれまで「成長の可能性」で評価されてきた彼女たちにとって、初めて実際の「成長」を評価される場となった韓国合宿。そんな韓国合宿の目玉はなんと言ってもチーム戦でしたよね。

毎回チームのメンバーも変わり、リーダーも変わる。10代の彼女たちにとって、もちろんほとんどの子が初めてのリーダー経験。成果を出すのはもちろんのこと、自分の成長だけでなく、メンバーの成長も気にしないといけない。どれだけのプレッシャーがあったことでしょう。。。

新卒3年目で初めてリーダーを任されたプロジェクトに、自分より仕事の早い同期や、自分にないスキルを持っている後輩がいる、というような感じでしょうか。あーヒヤヒヤしますね笑。

マヤさんも韓国合宿で初めてリーダーを経験します。一人ひとり違った個性を持ったメンバーが集まったチームで、どうやったらうまくまとめられるのかなど色々なことを考えすぎて、何をやってもうまくいかずスランプに陥りました。それでもリーダーなので、チームをまとめないといけない。リーダーシップのあるべき姿を思い、プレッシャーが重くのしかかります。

でも、リーダーは決して孤独じゃないんです。マヤさんは自分の弱さをさらけ出し、メンバーもお互いに支え合い、チームのみんなが助け合いました。

「リーダー」と聞くと、どうしても自分が引っ張らなくちゃとか、自分はしっかりしていないといけないとか、弱さを見せてはいけないとか、なんだか特定の心の強い人しかなれないようなイメージがありますよね。もちろんそういったリーダーシップもあります。みんなのカリスマで圧倒的なリーダーシップを持つ人も中にはいるでしょう。でも、リーダーシップの型は一つではありません。だから、だれでもリーダーになれるし、自分のできるリーダーシップを発揮すればいいんです。

マヤさんも、最後のミッションで再びリーダーを務めたときには、メンバーの力を借りながら、楽しんで「自分なりのリーダーシップ」を発揮していたように思います。

チームボックスでは、リーダーは必ずしも役職ではないと考えています。そして、リーダーだからといってメンバーを引っ張らないといけないというわけでもありません。あなたのかけた一言が、誰かのやる気につながったなら、それはすでにリーダーとしての役割を果たしているし、最初に漏らした弱音が、他のメンバーの弱音を吐くきっかけとなったなら、それも率先してメンバーを導いたという点では、リーダーの役割を果たしたと言えるでしょう。

繰り返しになりますが、リーダーシップの形は本当に人それぞれ。
マコさんのように、自分がお手本のように周りを引っ張るリーダーシップもあれば、リマさんのように、声をかけることでみんなをモチベートするリーダーシップもあります。

マコさんがリーダーになってまず、マヤさんとリオさんに手作りハンバーグを振る舞ったシーンは、もう痺れましたね〜! リーダーとしてチームワークを大事にするお手本! なんとひき肉がなくて、前日に自分で牛肉をミンチにしてますからね!!

一方、リマさんのモチベーションをあげる声かけも本当に素晴らしくて、「できる」と信じる力をメンバーに与えてくれます。(そしてその言い方も本当にかわいい)

「チームワークが良ければ楽しめる。だから間違えても楽しめる、だから大丈夫!」
「たぶん私たちは、本当にステージを楽しむことができると思う。私はそんな自信はちょっとある。だから信じよう、自分たちを。」
(スランプを抱え、ひとり練習するリオに対して)「大丈夫だよ、できる!できる!」

虹プロジェクトでは、すでに完璧なリーダーと言えるような人はまだいませんでした。でも、だからこそリーダーになった一人ひとりが手探りながらも自分なりのリーダーシップを実践し、周囲も自然と支え合い、フォロワーシップを発揮できるような環境だったのでしょう。

振り返る、そして言語化することが成長への近道

虹プロを見ていると、J.Y.Parkさんからメンバーへ問いかけるシーンがすごく多いことに気付きますよね。もちろんJ.Y.Parkさんの「問いかけ」のレベルがすごく高いこともそうなんですが、驚くべきは彼女たちの言語化能力です。

例えば、韓国合宿でのミイヒさん。J.Y.Parkさんからこんなフィードバックを受けます。

「ミイヒさんの今までのパフォーマンスの中で一番残念でした。歌も不安定だったし、ダンスも縮こまって踊っている感じでした。だから表情までも固まっていました。どうしてでしょうか?」

この問いに対し、ミイヒさんはすぐにこう答えます。

「最初の頃はただステージに立つことがすごく楽しくて、何も考えずに楽しめていたんですけど、今日のステージでは立つ前に指摘されたことなども考えすぎてしまったし、あんまり心から楽しめなかったんじゃないかなと思います。」

「なぜできなかったのか?」もしくは「なぜできたのか?」ということに対して答えるのって、実はすごく難しいです。常に自分に向き合い、自分の変化に気付き、自己認識をする。これは簡単なようでなかなかできません。

「あなたは1ヶ月前と比べて何が成長しましたか?」と聞かれ、すぐに答えられますか?
成長は目に見えません。だから成長を可視化するには言語化するしかありません。なぜ成長したのか?何をしたから成長したのか?そのとき自分は何を思っていたのか?これらは日頃から意識していないと言語化できません。

ミイヒさんのように、できなかった理由をすぐに答えられるのは、いつも自分自身に向き合っている証拠です。当然、自分がなぜできなかったのかなんて本当は答えたくないでしょう。それでも、その自分の弱さとさえ向き合おうとする姿勢には、若さ関係なく、人として本当に素晴らしいなと思います。

ミイヒさん以外のメンバーも、J.Y.Parkさんからの問いに対して答える言語化能力はとっても高いです。
韓国合宿では、みんな毎日夜にテントの中で、今日の振り返りや明日からの自分について話していましたよね。おそらくこの毎日言語化して振り返るという行為が、彼女たちの成長への現在地を自己認識する大きなポイントだったのではないかと思います。

長いので次回に続きます...

まだまだたくさん書きたいポイントがあるのですが、とっても長くなりそうなので、次回に持ち越します。。。

全くの余談なんですが、9 Nizi Storiesを見てると、メンバーの個性がすっごくにじみ出ていますよね! リクちゃんやリオちゃんは、きっといつもおしゃべりの中心にいてみんなを盛り上げてるんだろうな〜とか、リマちゃんはクールそうに見えて、ポロッと面白いことを言ったりツッコミを入れたり。
マコちゃんはいつもみんなのいいところを拾ってあげて、優しそうに見守ってるな〜とか。
なんだか本当に一人ひとり多様な個性の持ち主で、まさに虹のようにいろいろなカラーを見せてくれました。

一人ひとりバラバラで個性が違っても、同じ目標のもとに集まったチームになれば、やっぱりこれだけ人を魅了する力を持つし、その頑張る力は見ている私たちにも勇気を与えてくれますね。

次回は、どんな時でも前に進み続ける「あきらめない姿勢=YETMIND」についてや、チームで戦う様子について、ありのままの自分でいることの重要性などについて、また学びの観点から書いてみたいと思います。



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