予防災(予防と防災)
被災地ボランティアと実際に被災者となるのは精神的、物理的にも異なります。
被災地へのボランティアの方々は受け入れ態勢が整った数日後から順次被災地入りされます。
けれど、それまでの数日が生死を分けます。
それまでの数日が実は第一試練です。
講演や企業アドバイザーの際には実際に自分が被災したら?をベースに考えてもらう事が多いのですが、如何に自分事に繋げてもらうかも重要です。
さらに、被災地になってからでは防災は更に後手になる。事は明確です。←これは企業アドバイザーの際にお話しさせてもらっているのですが、被災地になってしまうと復旧、復興が優先され防災や災害対策にまで着手できません。行政にも住民にも余裕がないのです。でも災害は一度で終わりでは無い。
私の地元福島は
⚫︎2011年東日本大震災で死者2686人、行方不明者226人
更に
⚫︎2019年令和元年東日本台風で災害関連死含む死者40人。
⚫︎2021年福島県沖地震(M7.3)
⚫︎2022年福島県沖地震(M7.4)
東日本大震災から13年の間に際立つ災害だけでもこれだけの災害がありました。
2019年〜については間にコロナ禍も。
上記のように復旧復興が優先されていく中で次なる災害に注視していく事が難しい。
だからこそ、予防災(予防と防災)が大切であり、それは復旧復興の力にもなります。余力が残ってる状況をつくるには予防災で、事前に見直す事。
この【被災地になる前】が重要です。それは個人も、企業も、行政も。
↑この内容からどう予防災をするのか、何が今できるのか、何が無くて何が足りないのか。何なら実践可能かを考えてもらいます。けれどこれは1人1人違います。それぞれで備えること、(自助)さらに助け合えること、(共助)公助ができる役割や何を活用できるかなどさらに具体的に考えていただいています。
予防のために、うがい手洗いするように、予防のためにより具体的に行動できるようにしていく力を引き出す事。そして実行にうつしてもらう。
知ると備えはワンセットで。
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