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経験不足のにわか工事人による問題が表面化

広島県福山市で、太陽熱ソーラー(温水器)の専門店をしながら、エバンジェリスト(伝道師)として、その良さを伝える活動しています。
よく間違えられますが、太陽光発電ではありません。
太陽熱で湯を沸かす、給湯システムの専門店、Team朝日エコです。

かつては、ソーラー対応してきた建設会社さん

長州産業は、かつて太陽熱ソーラー(温水器)の製造メーカーでしたが、今は撤退をされています。

こちらのお宅は、設置後、約30年程度の長州産業製の太陽熱ソーラー(温水器)が "2台" 設置されていました。
時間差で設置されたようで、その内の古い方の1台はかなり苦戦しつつ設置されたような形跡がありました。

ここは、建築会社を経営されていた、世羅町のM様宅。

◯◯建設さん事務所

昨年、こちらの社長さんとお会いした時、
以前は、太陽熱ソーラーのメンテナンスは、自らがやっていたそうです。

昔はやっていたが、今は無理!高所作業は危険!

ところが、水漏れが発生して以降、
「最近は屋根上に上がるのが、恐くなってねー。」
「修理は、屋根上でヤルのが恐いから、故障したまま。今は使って無い。」と仰っていました。

「撤去したいが?自らは出来ん。」とも言われました。

建設会社の奥様から "ソーラー撤去" のご依頼!

この度、「雨漏りもしていて、、」と、その奥様と娘様から、2台をまとめて撤去して欲しいとのご依頼を頂きました。
ありがたい事です。

撤去跡に瓦割れが多数!

太陽熱ソーラーを取り外しする中で、最初の1台目は、設置する際、相当苦戦されたように思えました。
何故、そう感じたのかと言いますと、
複数の瓦割れです。

この写真中には4箇所、
全部で6箇所の瓦割れが!

太陽熱ソーラーを設置していた "(その下の)跡" の "瓦の状況" は、取り外さないと確認できません。

撤去後の瓦を見て解ったのですが、太陽熱本体の下には6枚の瓦割れがありました。

割れた跡=断面の汚れから、かなり昔からで、設置した当時ではないか?と感じます。
相当な年数が経過しているのが見て取れます。

割れた断面の汚れ具合、
コーキング跡が残っていました。

また、瓦の補修のために、鉄板を敷いていたり、緊急避難的なコーキングがされていたり、修復対処された跡形も残っていました。

白い枠内には、薄い鉄板でカバーされている箇所も見て取れます。
上の写真を拡大しました。
コーキング処理をされていましたが、
再び割れたようです。

瓦割れの原因は?

設置する際に、ソーラー本体を落としてしまったのか?
また、何らかの圧力がかかったのか?
定かではありません。

いずれにしても、太陽熱ソーラーの取付け時に、瓦を割ってしまったようにお見受けします。

それは何故かと言うと、
瓦の割れを修復をした跡を残したまま、その上に太陽熱ソーラー本体が設置してあったからです。

これほどの割れた箇所があるので、
M様が、
「雨漏りもしていた。」と仰っていましたが、私もそりゃそうだと思いました。

右上屋根上のソーラーの下
に瓦割れ6箇所.その上にソーラー

経験不足の "にわか工事人" !学習せずのバラバラな施工品種

およそ30年程度前だったか?
太陽熱ソーラーのブームがあって、人気を博した時がありました。

ほとんどの建築関係者が取り扱いを始め、メンテナンスが出来る、出来ないに関わらず、工務店や電気屋さん、水道屋さん、大工さんなど、経験度や技術力の差はあれども、どこも取り扱いをされていたような時期がありました。

以前、このnoteにもアップしました。↓↓

ブームの時は猫も杓子も製造していた!

家電や部品メーカーである、東芝、三菱、ナショナル、松下電気、サンヨー、シャープ、日立、コロナ、矢崎、

農機具メーカーのヤンマー、イセキ

給湯器メーカーの長府工産、長府製作所、ノーリツ、チリウ、アズマソーラー、MMC、NSS、日本エコル、ワカサ

ハウスメーカーのセキスイ、

その他、OEMの朝日ソーラー
など、など、

いま即思いつく、メーカーだけでも、たくさん記憶にあります。
頭に思い浮かばない製造メーカーは、まだ他にもあったと記憶しています。

また、それを取り付ける "施工会社" も多くが参入され、
建設会社や家電量販店、ホームセンターをはじめ、町の電気屋さん、水道設備屋、大工さんに至るまで、大手から中小零細の業者まで、売れるのならと、猫も杓子も参入されました。

結果、経験不足の「にわか工事人」が増え、ムーブメントに乗り遅れないようにと、品質を犠牲にした設置が行われていた現実があります。

当時施工された太陽熱ソーラー(温水器)の撤去作業を多く頂き対応する中、そのような危険な施工に、多く出くわした経験から、工事の説明書の注意事項に沿わず、トラブルリスクや危険度が高い施工をされていた事実があったと感じています。

施工に悪戦苦闘か?

ソーラー本体をM様宅の2階屋根にどのようにして上げ、それを安全に固定するまでのプロセスについて知る由もありません。
しかし、瓦の割れを修復され、その修復瓦の上にソーラーを設置した事実を見ると、かなり悪戦苦闘した事がうかがえます。

この度、M様宅の撤去工事をする中で、当時の施工技術や施工品質について、本当に考えさせられました。

"働く" とは? 『ハタを楽に』する事!

それは、仕事に対する責任です。
"働く" とは?「ハタを楽(ラク)にすること」だと思っています。

「ハタ」とは?
取り巻く人々や生活環境です。

楽(ラク)とは?
お客様の悩みやお困りごと、社会課題の解決などで、お役に立てることで、世の中への価値貢献=利益につながれば、それが理想と考えます。

要するに、まわりのお客様を「楽」にする事を通じて、それを取りまく「人々」や環境にも貢献する事です。

将来起こるかも知れない、雨漏りリスクなど、生活に支障を及ぼす事が無く、地球にも優しく、節約効果が得られ、しっかりとした施工品質での施工が求められていると思います。

当たり前ですよね。

右のソーラーの下の瓦は割れ6枚、
後から設置した左側は、問題無し。

予備の瓦で、差し替え▶︎トラブル防止へ

幸い、瓦の予備のストックがあったので、割れたところ、6箇所全てを、新しい瓦での差し替えをしました。

M様の奥様、娘様、
「これで、安心!」と仰って下さいました。

お気軽にお声掛けください。

当たり前ですが、相談は無料です。

説明を聞いてみたいと思われたり、
相談したい方→今すぐお電話を!
問合せ→090-9734-8592 担当は、
森近です。

LINEやメールでもOKです。↓↓↓

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