次男が小学生になった。
小さな子を持つ母だったのに、母親業も9年目。我が家に未就学児はいなくなった。

小学校に兄弟まとめて通ってくれるのはありがたいが、新入生は何かと大変だ。園児の頃のように、朝離れがたくて号泣することはなくなったが、息子そのものにかける労力というより、学校関連の諸々が負担になっている。

「学童に入れればよい」
の一言で解決する話だ。しかし、息子たちはおうち大好き人間。私も在宅ワークということで、「まぁ普通に帰ってくればええんとちゃうん」と思って幼稚園よりも早い時間に帰宅させているのも問題だろう。

しかし、「家で見られるなら見てやりたい」と思うのも、親心だ。
その代償として、私は次男の下校時刻が近づくと仕事を中断する羽目になる。そして、長男のときには自主的に進めていたこども○ゃれんじをつきっきりで見るというミッションも課せられるのだ。

30分から1時間のロスタイム。そしてその後のパフォーマンスは集中力が一旦途切れたことで大きく低下する。

ストレスである。

長男も条件は同じだったはずだ。近所まで迎えに行き、おやつを食べさせ、宿題とちゃ○んじをする。特性が違うから仕方がないが「お兄ちゃんはできたのに」と、感じることは少なくない(逆も然り)。

とはいえ、過ぎてみれば一瞬のこと。夜間授乳で起きまくってボロボロだった産後も、一緒に昼寝をして寝静まってからカタカタと仕事に打ち込んだ乳幼児期も、ギャン泣きの我が子の手を離さなければいけなかった園児時代も、いまとなってはよい思い出だ。

地獄の夏休みも、数年後には「あの頃は楽しかったな」「大変だったけど、かわいかったな」と思うのだろう。
ならば、いましかできない経験を、思いっきり楽しまないといけないのもわかっている。どうせやるなら、ネガティブになるよりも、前向きに頑張ったほうがよいのも、重々承知だ。

しかし、在宅で仕事をしていることで、他人様から暇だと思われるのは快いものではない。
「収入も大したことないんだろう」「片手間に仕事ができて羨ましい」と感じるのであれば、まずは同じことをしてから言っていただきたい。
1000万円プレイヤーにはまだまだ手が届かないが、それでも年齢相応か、それ以上には稼いでいる。それでも別に自慢できるようなレベルではないのは事実だが。

話がまとまらないが、小1の壁を感じる母達は多いだろう。そんな世のママたちと心の中で手を取り合いハグをし、「頑張ろう」と励まし合いながら、学校生活に慣れるまでの1ヵ月、2ヵ月を乗り越えていきたい。そう思うのだった。

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