見出し画像

シンガポールで日本の自転車競技を考える

今日はマウンテンバイクのコミッセールつながりの二人とディナー。

シンガポールのITTのナショナルが7月10日なのだけれど、ムスリムのお祭りと重なってしまったらしい。道路借用の困難からロードのナショナルの日程変更がアナウンスされたのも確か数週間前だった。
どこの国でもいろんな事情があるものだけど、シンガポールはレースを開催できる場所も日時もかなり限られて、借用も容易ではないのは想像できる。それこそヨーロッパのようなコース設定や運営からは遠いものであるかもしれない。不満の声もあがることもあるだろう。だけど、

開催する側も参戦する側もやるからには盛り上げるし、常に改善していけることは率先してやっている。

という感覚を受ける。ぶつかっても前向きで明るい。現実世界はほんとうに多様で「自分が正しい、良い、当たり前と思うのはこれだけど、他の人はどう考えるんだろう」と考え、開かれた心でいたいと思わせる国だなって思う。意見がぶつかりあっても、お互いを認められる折衷案はたくさんある。

知恵。
工夫。

中華だけれど、豚肉をつかわないハラールのお店。食事の制限がある友人とも飲茶を楽しめる。普通の中華料理店で豚肉が入っているかどうかドキドキするより気持ち良く美味しく食べられる。本場。ではないけど、美味しいものは美味しい。

ハラール飲茶

日本のナショナルは女子のロードが突然キャンセルになってしまった。という話をした。二人の反応は、

はぃ?な、なんで?

である。それ以外にないよね。
一応経緯を話したけど、自分で話しているうちに、やっぱりどうかんがえても、誰が正しいとか、違反とか、法や規則で成敗しているような論調自体に無理があるということに気がつく。

本格的なロードレースを開催できていない、もしくは努力を怠っている。ということ。は規則違反ではない。努力、改善が必要なこと。ではある。

ただのファンの人間として、アクションが取れることはほとんどない。ただ何も書かないよりは。と思いUCIにはメールを送った。
UCIの視点からは、不可解な争い事に感じるだろうな…と思うので、返事は期待してないけども。

選手は来年に向けて。に切り替えていくのだろうか。
今年がラストだった選手もいるんじゃないだろうか。
連盟は偏らないように声を募って、今からできることをリストアップしてみてください。できないことばかりじゃないはずです。短期、中期、長期に仕分けて、難易度の精査をして、改善計画を立ててください。思いつかないなら、見識者で話し合いを持ってほしい。他の国に視察に行くのも良いかもしれない。できないこと、無理があることは具体的にその内容を説明しましょう。あらぬ疑念や釈然としない思いを抱かせて、良いことがありますか?

今後は明るく、快活で、盛り上がる全日本であってほしい。と願うばかりです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?