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4.6. 流派からの歩み寄りと組み込み(Incorporation)

ここまでは「茶道団体」側から,どう流派と共存しているのかを論じてきた。
ただしこの節では,流派や茶道教室から見た「茶道団体」について論じる。


前節までは,従来の「茶道」から逸脱しているように見える本稿のインフォーマントも,流派に対抗している訳ではないことを描写してきた。

一方で流派側も「茶道団体」を無視できなくなりつつあり,むしろ歩み寄りも見せる場面もあった。


このセクションでは,本来は生徒として「茶道教室」に従属的な立場であったインフォーマントたちが,その力関係にどのような変化を起こしているかを考察する。


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