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【140字小説】絶望の岸辺

「貴方はまだここへ来てはダメよ」
夢の様な花畑を歩いてると、3年前死んだ母が現れ言った。
「でも俺…虐めとか…色々疲れたんだ、母さん」
「戻りなクズ!楽しようたってそうはいかない!」
母にドンと押された俺は病院のベッドで目覚めた。
彼岸にも此岸にも鬼がいるから僕はこの先何処へも行けない。

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