【散文】日が暮れると安心する症候群2

地を這っていたい私に
「どうして飛ばないの？
空はこんなに素敵なのに！」
と無邪気に笑いかける
圧倒的に正しい者たちの声
その声が煩すぎて
私は地に潜ってしまいたくなるのです

失敗者の叫びなんて
誰も聞いちゃいない

愛を教わらなかった子供が生み出せるのは
せいぜい愛もどき

他人を羨んで腹を立てたりしないけど
他人を羨んでるんだろうな、
と思われていることに腹が立つのです

私でごめんなさい

コロナより厨二病で死にそうです

〇〇ちゃんママと呼ばないで。
いいえ、
「私は私よ！」なんて主張したい訳じゃない。
〇〇ちゃんママと呼ばれるような
立派なママである自信がないの。
いつか
「〇〇ちゃんママ！」と呼ばれた時、
笑顔で返事できる日がくるかしら。

頑張らなくてもいいんだよ、
っていうセリフはさ
ある程度頑張った人の特権だと思うんだ

「なんだこれ」
って一日100回くらい思ってる

戻れるものなら戻りたいし
取り戻せるものなら取り戻したいよ

つまらない人間でも許される世界は
どこにありますか

何にでも後から理由は付け足せる

地球のみんなの悲しみが
ちょっとずつどんどん集まってくる
分けてくれなんて言ってねぇし
両手も空にあげてねぇんだけど
オラ、シクシクすっぞ

カラータイマーが鳴っている
帰る星のないうるとらまん

誰か元気をインストールしてくれ
やる気をバージョンアップしてくれ
え、サポート期限が切れてる？
どおりでウイルスに侵食されてる訳だ

暗い私は嫌いですか？
奇遇ですね。
私も嫌いです。

そういえば今朝、虹を見たんだけど
何もいいことがなかったから
気のせいだったのかもしれない

安心して下さい、幸せですよ？

青空も好きだけど暗闇はもっと好き

日が暮れると安心する症候群